生活費はお財布を一緒にして、一緒に買い物に行く

夫婦の金銭感覚のズレを解消するために最も効果的なことは、食料品や日用品などの買い物に夫も一緒に連れて行くようにすることです。

どんなものがいくらするのか全く知らないという夫は、一緒に買い物に行くようにすると、モノの品質や価値、値段などが自然に身に付くようになり、金銭感覚が養われると言います。

同じものなら少しでも安くは当たり前ですが、こんなに金額が違うならこちらでも良いかと思えるようになってくると、節約の1歩を踏み出せるようになるきっかけになるかもしれません。

不安に思っていることは隠さず思いっきり話し合う

先に「不安」が「不満」に変わると喧嘩になるというお話をしましたが、不満に変わる前にきちんと話し合うことが重要です。

「こんなことを言ったら気分を害されるかな~」と心配して、なかなか相手にぶつけないでいると、益々ストレスが溜まり、爆発してしまうこともあります。

お金の話は他人に話をして解決できるものではありません。家族にしか話せない、家庭内でしか解決できないことを肝に銘じて、相手にぶつけてみる勇気が必要だとFPは言います。

いつも仲良しでいられる夫婦も、お金が絡むと不仲になってしまう夫婦は少なくありません。

今一度喧嘩になってしまう原因を追究し、お互いがストレスを溜めず、喧嘩せずにいられるよう、夫婦でコミュニケーションをとりながら、お互いが納得のいく将来設計ができると良いですね。

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。