2) ネガティブな感情も大切。5つの感情すべてに重要な役割がある

この映画では、登場する5つの感情の役割が明確に描かれているのも見どころのひとつです。

一般的に、学校でも会社でも、「笑顔が大切」とか「暗いのはよくない」とか言われますよね。

ライリーの頭の中でも、ヨロコビがリーダーとなってライリーの幸せを守ろうと活躍します。

だけど、この映画のすごい所は、「喜び」以外の一般的に「ネガティブ」だと思われている感情にも光を当ててくれるところです。

 

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5つの感情のそれぞれに役割があり、それぞれが重要であることは、心理学的な裏付けもあるそうです。

例えば、喜びはそれを表現することで人が集まってきてくれます。自分と社会とを結びつける役割があるのです。

また、ビビリは不安を感じることで、私たちを危険から守ってくれます。映画でも、幼いライリーがコードに足をひっかけないように誘導する役目を果たしていました。

さらに、イカリは相手を威嚇することで、またムカムカは体内に毒物や病原菌が入らないよう嫌悪を示すことで、自分の身を守ってくれるのです。

イカリやムカムカの役割は、ライリーが親に初めてピーマンを食べさせられるシーンによく表れています。

では、カナシミの役割とはなんなのでしょう?

カナシミにも、とてもとても重要な役割があるのです。

カナシミの持つ役割の秘密ついては、ぜひ映画館で確かめてみてくださいね。

 

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