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2. 人間はもっと論理的に考えることもある

『インサイド・ヘッド』では、5つの「感情」が中心となって、人間の思考や行動をコントロールしていました。

でも心理学的に見ると、人間は感情だけで動くのではなく、もっと論理的に考える力もあるそうです。

学術的にはこれを「二重過程モデル」と呼んでいて、人間は物事を考えるとき、感情の影響を強く受ける「直感的・無意識的な」部分と、もっと頭を使って考える「論理的な」部分の両方を使っているのだとか。

例えば、洋服を買うとき。

直感的に「これ素敵!」と衝動買いすることがある一方、「このズボンには合うけど、あのスカートとは合わないかも…でも値段はお手頃だし…」と複数の情報を論理的に考えることもありますよね。

『インサイド・ヘッド』の主人公は感情なので、「感情」による意思決定や行動がメインに描かれていましたが、実際はもっと「精密で論理的」な行動を取る場合もあるそうです。

 

3. 記憶が消滅することはない

『インサイド・ヘッド』では、ライリーの頭の中から忘れられた記憶は「思い出のゴミ捨て場」に送られ、次第に消滅してしまいます。

でも、実際の心理学の視点から言えば、記憶が消滅するわけではないとのこと。

忘れられた記憶というのは、単に検索して思い出せなくなっているだけだと言われているようです。

ライリーの空想の友達だったビンボンが消えていくシーンは切ないですが、心理学では消滅していないとわかれば少し安心ですね。

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