子供へのメリット『非認知能力』

「『非認知能力』とは、意欲や忍耐力、自制心、想像力といった広い意味で、生きていくために必要な能力のことである。『非認知能力』は人生の成功において非常に重要なのだが、それは小学校に入る前の段階で磨くのが一番いい。
たとえば、夏休みの宿題がぎりぎりまでできなかった子どもほど、大人になっても計画性がないことがわかっている」(同書より)

こういった「非認知能力」は家の中だけではなかなか磨けません。それこそ集団の中で、みんなの中で、誰もが等しくこの能力を磨くのです。

海外では既に導入検討中、日本の可能性は?

実はこの「保育園義務教育化」、海外では注目の仕組みとなっています。

フランスではすでに3歳から保育園は無料に。現在、その義務教育化も検討しているとのこと。

イギリスやお隣韓国では、義務教育の年齢を5歳にまで下げています。
また、ハンガリーでは2014年から316歳までが義務教育に。国が責任を持って幼児期の子どもの発達を見ることとなったのです。

もちろん、古市さん提案の「保育園義務教育化」を実現するには、保育園を新しく作る必要があり、また、保育士さんも増やさないといけません。

ただ、「これらの問題はすぐには解決しないから無理」と言っていては何も変わりませんし、このまま少子化が進むと、この国が苦しくなるのは間違いありません。

世界では少しずつこの義務教育の期間が見直されてきています。

皆さんは古市さんの「保育園義務教育化」についてどう思いますか?