その2:独自技術の“ふんわりぴたりギャザー”でやさしくフィット

右がムーニー エアフィット、左が従来製品。45分間腕に付けた結果

しめつけ圧が高いと血流量が低下してしまったり、赤ちゃんのストレスになったりと問題もたくさん。その点ムーニー エアフィットのギャザーは動きを邪魔せずやさしくフィットする独自技術の“ふんわりぴたりギャザー”を採用し、モレも安心。そのストレスフリー具合は一目瞭然です。

その3:極細繊維で編み上げた「エアシルキー」採用

赤ちゃんの脳が“気持ちいい”と感じるほどの、絹のようなやわらかさにビックリ。その秘密はカシミヤよりも細い新素材「エアシルキー」を採用しているから。絹10<新素材11<カシミヤ15(単位µm)とのことで、ほぼ絹と変わりません。

その4:低出生体重児の赤ちゃん用小さめおむつ

左の新生児用おむつがとても大きく感じます。一番右の5Sととなりの4Sは病産院用です

NICUで入院している赤ちゃんには、紙おむつのサイズが大きすぎて体に合わず、はさみでカットして使用しているという実態があるそうです。

また、胎内と同じように丸く屈めた“ポジショニング姿勢”がとられることや、1500g未満の赤ちゃんは極力体に触れない“ミニマルハンドリング”の考えに従いケアされていることなど、現場の実態をふまえたうえでムー二―がそれに基づく商品を新提案したそうです。

まず、医学的体重分類に基づいて3サイズのラインナップを提案、次にエアフィットの立体構造で“ポジショニング姿勢”に合わせてまーるくフィット、さらに背中脇部にミシン目を搭載し、うつぶせ寝のままおむつ交換が可能になりました。

筆者の娘も出生時は2600g台だったので、新生児用のおむつでは大きくてよくモレがあった記憶が蘇りました。2年半前、このおむつが筆者の身近にあったらとっても助かっていただろうなぁ…。

まとめ:徹底したものづくりでの姿勢に感動しっぱなし!

今回何より驚いたのは、ユニ・チャームのみなさんのものづくりに対する真摯な姿勢です。

誰が携わっても同じクオリティになるような設備の改良や改善点をみんなで見つけられる環境は、“ものづくりは人づくり”という信念に基づいたスタッフのみなさんの心構えがあってこそ。

肌触りやつけ心地に重点を置き、下着メーカーに話を聞きに行って研究を重ねたり、言葉を話せない赤ちゃんの情動を唾液中に含まれるアミラーゼで測ったりと、開発に向けての熱意は感動すら覚え、日本企業魂の実力を見せつけられたような気がしました。

ママと赤ちゃんの笑顔のために、赤ちゃんが快適に過ごせる素敵なおむつを今後も提供し続けてほしいなと思います。

編集プロダクション株式会社イメージング・ワークス勤務。首都圏のおでかけ情報誌を中心に、雑誌の編集・ライティングを行う。2012年末に娘を出産し、人生観が約90度変わる。ライフワークバランスについてゆるりと考えつつ、子連れで行けるイベントや遊びスポットを日々模索中。