Sexy ZoneとA.B.C-Zが出演するイベント「Summer Paradise in TDC」の中島健人ソロ公演「Love Ken TV」が10日、都内の東京ドームシティホールで行われた。

 「Summer Paradise in TDC」はSexy ZoneとA.B.C-Zによるイベントで、それぞれのグループ公演のほか、菊池風磨、中島、佐藤勝利、そしてA.B.C-Z橋本良亮のソロ公演が行われ、1カ月43公演、10万人以上の動員を予定している。先日の菊池に続いて行われた中島のソロ公演は、4日間計6公演行われ、この日最終公演を迎えた。

 演出も担当した初のソロコンサートに、中島はスタートから「死ぬほど愛してやるよ!」と絶好調。「コンサートはデート」とし、ファンに向かって「彼女」と呼び掛け、「俺のこと好き? 今日は帰さないよ」と甘い言葉を繰り返した。

 オリジナルソロ曲やSexy Zoneの楽曲のほか、SMAPの「真夏の脱獄者」、山下智久の「抱いてセニョリータ」などもパフォーマンス。完成形は初披露、と言う中島の自作曲「永遠のメリーゴーランド」はピアノの弾き語りでしっとりと聴かせた。

 また、途中では、中島が脚本を担当した、名前を書かれると胸キュンせりふが言えるようになるという「LOVE NOTE」なるパロディーコントも披露した。

 最後は、目に涙を浮かべながら「皆さんの存在が俺の支えです。皆さんのことは俺が守ります」と語りかけた中島。アンコールでは佐藤もステージに上がって盛り上げた。

 公演後、中島は「すてきなデート過ぎて、つい泣いちゃいました。これが終わっちゃうのかと考えたら感極まっちゃって」と涙の理由を説明。「ソロコンサートという貴重な時間を頂けてとてもありがたいです。やるからには全力でやろう、と思いましたし、全力で2000人の彼女をおもてなししようと思った」と語った。

 公演前には先輩のアドバイスがあったことを明かした。「大先輩の東山紀之さんと食事に行かせてもらったときに『おまえのことが好きな人を精いっぱいの愛でおもてなししろ』と言っていただいて。ロマンチストの先輩だな、と。『ラブホリ大先輩』、『ラブホリ巨匠』です! 気合百パーセントだったんですけど、二百パーセントになりました」と感謝を述べた。

 初のソロ公演は「何もかもがラブリーな関係でした」と充実した表情を浮かべた。報道陣からの「猛暑に負けない熱いフレーズを」というリクエストには「夏の汗はおまえのイルミネーションだから!」と満面の笑顔で応え、「俺のイルミネーション(汗)も輝いてます!」と中島。「全国のみんな、愛してるよ!」とテレビカメラ一つ一つに語り掛けるなど、常に「人を幸せにするのが夢」と語る中島らしく最後まで笑顔があふれるコンサートとなった。