『インサイド・ヘッド』 (C)2014 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

ディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』がいまだに好調な動員を記録している。週末だけでなく平日の動員も多く、子どもたちはもちろん、大人の観客から好評を集めている。

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本作の舞台は11歳の少女ライリーの頭の中。そこではヨロコビ(JOY)、カナシミ(SADNESS)、イカリ(ANGER)、ムカムカ(DISGUST)、ビビリ(FEAR)が暮していて、彼女の感情を決めているが、ライリーの一家が引越しをしたのを機に様々なトラブルが発生。映画は、ライリーと感情たちの予想もつかないドラマを描く。

本作は、主人公の成長にともなって訪れる心の中の変化を、スリリングなドラマや魅力的なキャラクターを用いて描いた作品で、公開前から幅広い年齢層の観客に響く作品だと予想されていた。公開前に行われたモニター試写会でも年齢、性別に偏りなく高評価を獲得しており「人間の悲しい感情は“負の感情”で、人前で出すべきではないと思っていましたが、鑑賞後にはカナシミを経験する事こそが人間の成長にるながるということがわかり、大切な感情だと気づくことができました」「習い事の発表会に初めて出た時の不安な気持ちを思い出した」など、自身の経験と劇中のドラマを結びつけて語る観客が多く見られた。

また、作品を観て「笑えた」という観客以上に「感動した」という声が多く、ライリーが小さい頃に遊んでいた想像上の友だちのビンボンのシーンを感動ポイントにあげる観客が多く見られた。

本作は本国アメリカでも成功をおさめ、続編をのぞく長編映画で最高の興収を記録。日本でも引き続き、幅拾い年齢層の観客が足を運ぶことになりそうだ。

『インサイド・ヘッド』
短編『南の島のラブソング』
公開中

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