ラ・フォル・ジュルネの生みの親も絶賛するピアニスト、広瀬悦子が19世紀パリのヴィルトゥオーゾに挑む

2012.3.19 19:22配信
広瀬悦子 Photo:A.Muto 広瀬悦子 Photo:A.Muto

上野で開催中のクラシック音楽祭「東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-」で、パリを拠点に活躍中のピアニスト、広瀬悦子のリサイタルが行われる。

パリ・エコール・ノルマル音楽院首席卒業を経て、1999年のマルタ・アルゲリッチ国際ピアノコンクール優勝を機に、世界の舞台へと羽ばたいた広瀬悦子。超難曲をいとも華麗に弾いてみせる、並外れたテクニックをもち、“ヴィルトゥオーゾ”(優れた技量の持ち主)として欧州でも賞賛を集めている。世界最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」のアーティスティック・ディレクター、ルネ・マルタンも「その才能にすぐさま魅了された」と語り、いまや常連ピアニストとして同音楽祭に起用し続けている。

2010年には、急病となった大ピアニスト、ネルソン・フレイレの代役として、フランスのベアルン地方ポー管弦楽団のコンサートにソリストとして急遽出演。シューマンのピアノ協奏曲を演奏した。聴衆はもちろんのこと、オーケストラの面々も絶賛し、すぐさまレコーディングのオファーを送ったほど。直ちにオファーは実を結び、両者共演による新譜は、ルネ・マルタンの手がけるミラーレ・レーベルから昨年3月にリリースされている。

今回のリサイタルでは、19世紀パリで活躍した3人の作曲家―ショパン(1810-49、アルカン(1813-88)、リスト(1811-86)の作品を取り上げる。いずれも卓越した演奏テクニックを誇るヴィルトゥオーゾとしてパリのサロンの花形としても活躍した彼らの作品は、ピアノ芸術の極地ともいえるものばかり。パリで研鑽を積んだ現代のヴィルトオーゾである彼女の才能が、遺憾なく発揮されるコンサートとなりそうだ。

「広瀬悦子ピアノ・リサイタル」は、3月22日(木)に上野学園 石橋メモリアルホール(東京都)にて開催。チケットは発売中。

■東京・春・音楽祭-東京のオペラの森2012-
 広瀬悦子 ピアノ・リサイタル 同時代を生きた3人の作曲家たちへ―
 ショパン(1810-49)・アルカン(1813-88)・リスト(1811-86)
【日時】3月22日(木)19:00開演
【会場】上野学園 石橋メモリアルホール(東京都)
【予定プログラム】
ショパン:ノクターン 第5番 嬰へ長調 op.15-2
ショパン:バラード 第3番 変イ長調 op.47
アルカン:《悲愴的な様式による3曲》op.15 より「風」
ショパン:ノクターン 第4番 ヘ長調 op.15-1
アルカン:練習曲《鉄道》 op.27
ショパン:バラード 第1番 ト短調 op.23
ロッシーニ(リスト編):《ウィリアム・テル》序曲 S.552
リスト:《巡礼の年 第2年 イタリア》S.161より「物思いに沈む人」
リスト:「ヴェネツィアとナポリ」S.162 (《巡礼の年 第2年 イタリア》補遺)

いま人気の動画

     

人気記事ランキング