きっかけは長男の小学校入学です。数年前から、“田舎で子育てができたらいいな”とぼんやりと検討しつつも、思いきることができずにおりました。

何年もずるずる迷っていたのですが、いよいよ小学校入学を目の前にし、移住をするならこのタイミングだ!と決意。バタバタと引越しをし、長男は4月に長野県伊那市の小学校に入学しました。

暮らしは長野、仕事は東京。「デュアル」な毎日

3月の引越しから約4ヶ月。少しずつ我が家の「デュアルライフ」のスタイルができ上がってきました。

我が家の1週間のスケジュール例をご紹介したいのですが、その前に簡単に我が家のプロフィールを。

わたしと夫は東京都中央区で、一緒に小さな会社を経営しています。
子どもが2人おり、6歳と4歳の男児。家事や育児は夫と分担しています。

東京で暮らしていたころは、会社・保育園・自宅の3つが徒歩圏内にあり、毎日この3箇所を走り回ってどうにか仕事と暮らしを回していました。

ただでさえバタバタな日々。長野に移住したらさらに大変になるのでは?と思っていましたが…

週に2~3日は東京出張。都内にいた時と変わらないスタイル

現在、拠点となる住まいは長野県伊那市。子どもたちは伊那市の小学校や幼稚園に毎日通っています。

わたしは週に2~3日、東京へ出かけて中央区にある会社事務所で仕事をしています。東京には今のところ拠点を持っておらず、ホテルやAirbnbを利用して滞在。おおむね月に8日間ほど都内にいます。社内のスタッフと話をしたり、外部の方との打ち合わせや会議に参加、あるいはママ友や起業仲間とランチなどの時間にあてています。

移動は高速バスを使っています。伊那市から日本橋にある事務所まで、約4時間の道のり。「大変そう~!」と言われることも多いのですが、自宅から事務所まで、バスから地下鉄への乗り換えが1回あるだけなので、バスの中ではパソコンを開いて仕事をするのに好都合。

これまで子どもとの暮らしの中で、なかなかまとまって集中する時間が取りにくかったわたしにとって、4時間の通勤時間がとても貴重なものになっています。