(左から)小松和重、ともさかりえ、小出恵介、黒島結菜、木村了

 舞台「虹とマーブル」の公開舞台稽古&囲み取材が21日、東京都内で行われ、出演者の小出恵介、黒島結菜、木村了、小松和重、ともさかりえが出席した。

 本作は、戦後から1960年代の高度成長時代にいたる日本を舞台に、社会の底辺から成り上がっていく男を中心に、激動の時代を生きた人々の人生を描く。

 小出が「ひと月ぐらい稽古してきたので、楽しみにしています」と語ると、初舞台となる黒島も「緊張しますけど、楽しみの方が大きいです。稽古もすごく楽しかったし、やっとこれからお客さんに見てもらえると思うとわくわくする」と語った。

 余裕がうかがえる黒島に、小出は「緊張していると言っていましたけど、うそですね。さっきもカーテンコールのあいさつの練習が一番緊張すると言っていましたが、堂々としているし、たくましい」と絶賛した。

 20代から40代までを演じる小出は「なかなかイメージできない。家族ができたりしますし」といい、演じる役柄との共通点を「女性を振り回すくだりには身に覚えが…」とつぶやいた。すかさず「どれだけの女性を振り回してきたんですか」と問われ、「イメージできるという感じです。こんなせりふを言われたこともあったな、みたいな」と大慌てだった。

 また、離婚の成立が一部で報じられた奥菜恵との熱愛報道があった木村は、去り際に報道陣から結婚の意志を問われると「将来的に。時間をかけて幸せにしていきたいと思います」と力強く語った。