RX-A3050

ヤマハは、ハイクラスAVレシーバー「AVENTAGE(アベンタージュ)」の第5世代モデルとして、11.2chプリアウト対応9.2chモデル「RX-A3050」を9月下旬に、9.2chモデル「RX-A2050」を9月中旬に、7.1chモデル「RX-A1050」を9月上旬にそれぞれ発売する。

いずれの機種も、最新の3次元サラウンドフォーマットのDolby Atmos、DTS:X対応デコーダー、DSD 5.6MHz、AIFF/WAV/FLAC 192kHz/24bit、Apple Lossless 96kHz/24bitに対応したネットワークオーディオ機能、HDCP2.2とHDR伝送対応の4K/60p 4:4:4映像信号対応HDMI端子、無線LANとBluetoothを搭載した。

「RX-A3050」は、従来の「シネマDSP」を大きく上回る情報密度によって、空間情報をより忠実に再現する「シネマDSP HD3(エイチディキュービック)」を備えており、本体のみなら9.2ch再生が可能なほか、外部アンプの接続によって最大11.2ch再生を実現する11.2chプリアウトを搭載する。また、仮想のリアプレゼンススピーカーを空間上に生成する「VPS(バーチャル・プレゼンススピーカー」機能を使えば、7.2ch構成で9.2ch相当の「シネマDSP HD3」再生を楽しめる。

音場関連機能には、使用する部屋固有の初期反射音を積極的に制御して、視聴環境を最適化する「YPAO-R.S.C.」と、「YPAO-R.S.C.」の測定結果から再生時の周波数特性を聴感上フラットになるようコントロールする「YPAO Volume」に加えて、設置した各スピーカーの距離と方角、プレゼンススピーカーの高さを自動計測することで、音場空間を立体的に補正する「YPAO 3D測定」を備える。

このほか、DSD 5.6MHz再生が可能な「DSDダイレクト再生」に対応する。また、底板を二重にしたダブルボトム構造と鋳鉄製レッグを採用するなど、さらなる音質チューニングを施した。カラーは、チタン、ブラックの2色。税別価格は27万円。

9.2chモデルの「RX-A2050」は税別価格が20万円。7.1chモデルの「RX-A1050」は、カラーがチタン、ブラックの2色で、税別価格は14万円。