チャーシューは分厚く切られているがとても柔らかく、味もしっかりしていて食べ応えがある。この値段で3枚も食べられるのは非常にお得と言えるだろう。
ワンタンにも注目だ。スープに隠れているので気付きづらいが、レンゲと比較してもらえばその大きさが分かるだろう。こちらも食べ応え十分だ。
程よく醤油味が染み込んだ味玉は、スープやほかのトッピングの邪魔をしない上品な仕上がりにまとまっている。
スープもトッピングも、完成度が非常に高い。食べた後に身体的な満腹感と、精神的な満足感を同時に感じることができるラーメンだった。いやーおいしかった。
同時刻に来店していた30代の男性に、ラーメン夢の感想を伺ってみた(都合により氏名と写真は非公開)。
この方は静岡から仕事で横浜に来ていて、インターネットでらぁめん夢のことを知り、初めて食べに来たそうだ。
食べた感想については「味はしっかりしているが、最後まで飽きずに食べることができた。しょっぱさの中に何となく甘さを感じるスープと、のどごしのよいワンタンがよかった。横浜に来た際には、またぜひ食べに来たい」と話してくれた。
筆者も同じ感想ですよ。またぜひ食べに来たいです。
ひとつ疑問が残っていたので、最後に高橋さんに聞いてみた。それはらぁめん夢の営業時間だ。ラーメン屋さんは深夜までやっている店も多いが、らぁめん夢は午後8時には閉店してしまう。
これについては「実家に預けている夢(むう)を迎えにいくため」とのことであった。
いやはや、ラーメンと同じくらい個性的な店長だ。このような店長だからこそ、ほかにはない独特の味が出せるのだろう。
取材を終えて
らぁめん夢には看板そのものがないが、それでもお客さんが途切れないのは、その味を多くの人が認めているという何よりの証拠だろう。気づかないところに意外な名店が隠れているものだ。ほかにもおいしそうなメニューがたくさんあったので、今度は個人的に訪ねて、ゆっくり味わってみることにしよう。
らぁめん夢
場所/横浜市神奈川区二ツ谷町1-21
電話番号/非公開
営業時間/11:00~15:00、18:00~20:00
定休日/水曜日