マルチコプター型UAV試作機「AS-MC01-P」プロペラが4つのドローンタイプ

ソニーモバイルコミュニケーションズ(ソニーモバイル)とZMPは、8月3日に「エアロセンス」を設立した。自律型無人航空機とクラウドサービスを組み合わせた産業用ソリューションを提供する。

ソニーのカメラ・センシング・通信ネットワーク・ロボット分野の技術と、ZMPの自動運転・ロボット技術・産業分野へのビジネス経験を生かし、建設、物流、農林水産などの生活を支える基幹産業のリーディングプレイヤーと協業しながら、2016年前半から法人向けにソリューション提供を開始する。

計測・データ解析・運用に至るプロセスにおいて、ニーズに応じてサービスをカスタマイズし、トータルソリューションを提供することを強みに事業を展開する。自社製の無人航空機(UAV)を用いて、飛行エリア・飛行目的を予め設定。UAVはその設定に従って、離陸ボタン一つで自律飛行し、自動帰還する。自律型UAVを用いることで、人為的な操作ミスと設定目的以外での飛行を防ぎ、規制に則ったオペレーションを実現する。

また、ソニーのセンシング技術と通信技術を用いることで、高精細なイメージングと高速無線データアップロードを実現。クラウドサービスとシームレスに連携する。各産業分野のニーズに応じて、実際に取得する画像や動画、その後の自動解析(測量、スペクトル解析、画像認識)工程でもアウトプットをカスタマイズ。アップロードしたデータをクラウド上で並列処理することで、高精細2Dマップ/3Dモデルを即日提供することができる。

エアロセンスの所在地は、東京都文京区小石川五丁目41番10号。資本金1億円、資本準備金1億円。出資比率はソニーモバイルコミュニケーションズが50.005%、ZMPが49.995%。代表取締役は、ZMP代表取締役社長の谷口恒氏。