初日舞台あいさつに登場した大島優子

 映画『ロマンス』の公開初日舞台あいさつが29日、東京都内で行われ、出演者の大島優子、大倉孝二、タナダユキ監督が登場した。

 本作は、箱根の景勝地を舞台に、ロマンスカーのアテンダント(大島)と映画プロデューサー(大倉)のたった1日の出会いと別れを描く。

 大島は「早く公開日が来ないかなとずっと思っていた。(自分の手から)離れていくのは寂しいけど、この思いを糧にして私も進んでいくんだと思う」と感慨深げに語り、「この映画は自分の思い出のアルバムを見せるような感じです」とアピールした。

 また、本作がAKB48卒業後の初主演映画となった大島は“初のセンターポジション”の感想を問われると「いいものです…かね?」と笑いながら「主演だからというのではなく、皆さんのおかげでリラックスした気持ちで撮影できた」と振り返り、これまでのイベントで散々いじってきた大倉にも「初めて言いますけどありがとうございました」と感謝の言葉を。これには大倉も「いやいやいや…本気で照れてしまいました」と恥ずかしそうだった。

 また、箱根を巡る本作にちなみ“お薦めのプチトリップ”を尋ねられた大島は「電車が好きで、同じ所を何度も行ったり来たりする。でもその日の気分、モチベーションによって見える景色が全然違う。ということは、自分の意識と自覚次第で何でも変えられるんだと思うんです」と答えた。

 一方、大倉は「高校の時から、付き合う子をみんな奥多摩に連れて行きました」と回答。「そこで何をするんですか?」と大島に突っ込まれると「それは鍾乳洞に行ったり。東京なのにうそみたいに自然が多くて…」と魅力を説明したが、大島は「ふ~ん」とだけ反応。大倉は「質問にものすごく合った答えなのに」と不満を口にし、笑いを誘った。