ブラザー、写真画質とスマホ強化したインクジェットプリンタ

2015.8.31 11:15配信
従来機に比べ体積が15%、設置面積が11%小さくなったNFC搭載の普及機「DCP-J963N」

ブラザー販売は8月31日、インクジェットプリンタ「PRIVIO(プリビオ)」の一般家庭向けモデル「BASICシリーズ」の新モデル6機種を9月下旬から順次発売すると発表した。キャッチコピーは「ブラザーは“できる4色インク”」。写真印刷ニーズが高まっていることを受け、A3判の印刷ができる「NEOシリーズ」と同様の新インクを採用し、画質を高めたほか、スマートフォン(スマホ)での年賀状作成や人気の写真プリントアプリ「papelook」に対応するなど、スマホ連携を強化した。

●スマホを使って年賀状を作成するユーザーが拡大

ブラザー販売によると、インクジェットプリンタの用途で高い比重を占める年賀状はがきの発行部数が年4%ずつ減少する一方で日本郵政が提供するスマホ版のはがき作成ソフト「はがきデザインキット(無料)」のダウンロード数は年率16%程度増えているという。同社は、、「スマホの世帯普及率が6割に達し、スマホとプリンタの連携強化は不可欠」とし、新モデルのスマホ連携機能を強化した。

ブラザーのインクジェットプリンタを持つユーザーのうち、92%は年賀状を印刷するという。さらに、ブラザーのプリンタを購入する動機では「スマホ/タブレットのアプリ『年賀状プリント』対応だから」が15%を占めた。

そこで同社は、市販のはがきソフト「筆王」「筆まめ」「筆ぐるめ」の住所録を取り込める機能を付けたほか、同社独自のiOS対応モバイルプリント&スキャンアプリ「Brother iPrint&Scan(IPS)」を強化し、家庭や店舗などどこからでもスマホで受診FAXを確認できたり、プリンタのインク残量や製品情報などを閲覧したりできるようにした。

人気アプリとの連携も強化した。自分だけの可愛いコラージュが作れる「papelook」とLINEカメラアプリ「aillis」で作成した画像をIPSで簡単にプリントできる。「papelook」では、専用の冊子を用意し操作方法や実際のできあがりサンプルを見せて両社でアプリ利用とプリンタ印刷を訴求する予定だ。

●写真印刷のクオリティをUP! コスト面の満足度はキープ

同社のユーザー調査によると、、ブラザーのインクジェットプリンタは、キヤノンとエプソンの競合他社に比べ、写真印刷のコスト面で満足度が高い。だが、写真画質のきれいさを重視するユーザーが、ブラザー製を購入する比率が低かった。

コストパフォーマンスの良さは前モデルから継承し、A4カラー印刷の場合、1回のインク交換で印刷できる枚数は、カラーで499枚、モノクロで375枚で、1枚当たりコストを約8.1円に抑えた。

印刷クオリティでは、「NEOシリーズ」と同様の新インクを採用。同社は「顔料・染料を4色独立で有するのはブラザーの強み」と、独立型で顔料と染料を持つ優位性を強調する。これにより、空、肌、髪がより鮮やかになり、細かい文字がくっきり印刷できるよう画質を向上した。

ラインアップは、従来は7モデルだったが、下位モデルの「DCP-J557N」と「DCP-J137N」を一本化し6モデルにした。下位モデルの4機種は、従来機に比べボディサイズを体積で15%、設置面積で11%も小さくした。「競合他社の最小モデルと同等になった」(同社)としている。

発売時期は、Wi-Fi、自動両面印刷対応のスタンダードモデル「DCP-J562N」と自動両面とレーベルプリント付のマルチモデル「DCP-J762N」が10月中旬、全部ありの多機能モデル「DCP-J963N-B」と新ISP機能でFAX送信とスマホ受信ができる「MFC-J880N」、文書印刷コストが7.1円のコスパ重視モデル「DCP-J4225N」、FAX搭載で仕事に最適な「MFC-J4725N」が9月下旬。なお、同社で普及機としている「DCP-J963N」は、NFC(近距離無線通信技術)を搭載した。(BCNランキング・谷畑良胤)

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