『劇場版 弱虫ペダル』 (C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/劇場版弱虫ペダル製作委員会

「ぴあ」調査による2015年8月28日、29日のぴあ映画初日満足度ランキングは、17歳の若さで結婚した夫婦と、難病の先天性早老症と判明した息子のかけがえのない日々を描いた感動作『世界で一番いとしい君へ』がトップに輝いた。2位に自転車レースに目覚めた高校生が白熱のバトルを繰り広げる姿を描いた『劇場版 弱虫ペダル』、3位に超下品な中年オヤジのテディベア、テッドが相棒とともに大騒動を巻き起こす人気コメディの続編『テッド2』、ノルウェーの首都オスロでプロのバレエダンサーを目指す3人の少年を追ったドキュメンタリー『バレエボーイズ』が入った。

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2位の『劇場版 弱虫ペダル』は、自転車競技部に入部し見事インターハイで勝利を勝ち取った主人公・小野田坂道が、クライマーとして新たな戦いに挑む姿が描かれる。高校生たちの熱いバトルやロードレースならではの迫力が話題を呼び、テレビアニメや舞台などシリーズ通して多くのファンを獲得している人気作だが、出口調査では「観終わった後の爽快感がすごい」「全員が自転車に命を懸けているのがこっちまでガンガン伝わってくる」など、期待を上回る満足感を得た観客が多かったようだ。

本作は、原作者・渡辺航がオリジナルストーリーを書き下ろした初の長編映画。レースシーン以外にも「印象に残るシーンがいくつもあった」という観客が多く、「それぞれのチームの良さがあり仲間の絆が印象的」「真剣勝負の中にも笑いがあっておもしろかった」「主人公が落ち込んだときの先輩の言葉に優しい気持ちになれた」がといったコメントも寄せられた。

さらに「普段はスポーツ系の映画は観ないがこの作品だけは特別」「友人の薦めで内容を知らないまま観に来たが、男同士の友情を熱く描き出すところに惹かれた」など、本作ならではのエネルギーに魅了される観客が多く、“熱きバトル”や“絆”、さらに“笑い”や“感動”までも味わえる本作は、今後さらなるファンを獲得していきそうだ。

(本ランキングは、8/28(金)、29(土)に※金曜公開あるかどうか確認※公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)

『劇場版 弱虫ペダル』
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