可動性(移動式)とわずか1秒でのスキャンを両立した

おくゆき工房は、全身3Dスキャンサービス「ぱぴゅっと」のレンタルと販売を9月1日に開始する。

1秒以内でフルボディスキャンを行い、3Dポートレート(3Dフィギュア)を作成できるサービス。アメリカを中心に展開する3D撮影システム「Twindom(ツインダム)」を、「パッと来てピュッとスキャンできる」を略したサービス名「ぱぴゅっと」として国内で展開する。国内でも同様の3Dフルボディースキャンを短時間で行うサービスは複数存在するが、可動性(移動式)とわずか1秒でのスキャンを両立させたのは「ぱぴゅっと」が初めて。

撮影(スキャン)ブースを組み立てる移動式システムで、「シングルタイプ」と「ダブルタイプ」を用意。ブースをぐるりと囲む背の高いポールに、シングルタイプはカメラ60台とプロジェクタ6台、ダブルタイプはカメラ85台とプロジェクタ6台を取り付けることで、短時間(1秒)でのスキャンを実現した。大人一人と小学生低学年程度の子どもでしあれば、「シングルタイプ」でも一緒にスキャンすることが可能。「ダブル」の場合は大人二人、子ども二人ぐらいまで対応する。

子どもの成長過程やコスプレ姿の記録にも最適。3Dポートレートであれば正面から撮影した写真では表現できなかった背面まで360度の立体模写ができるので、入学式のランドセルや七五三の帯飾り、背中部分まで原作に忠実にこだわって作ったコスチュームもリアルに保存することが可能。また、一般的に3Dスキャンは、全身の撮影に5秒~3分ほど拘束されるが、「ぱぴゅっと」は1秒なので、じっとしていられないペットや子どもの撮影もできる。

スキャンと3Dデータのプレビュー動画を見るまでは無料で、3Dポートレートの購入は、スキャン後、数日中に届くプレビューデータを見てから判断できる。3Dポートレートの税別参考価格は、「シングルタイプ」の7cmが4800円、12cmが9800円、17cmが2万4000円、「ダブルタイプ」の7cmが6800円、12cmが1万6800円、17cmが3万円。シングルシステムは580万円~、イベントレンタルは1日20万円~。

撮影(スキャン)ブースを組み立てる移動式システムなので、イベント会場など、場所を問わず多様なサービス展開が可能。8月末から10月にかけて、「ぱぴゅっと」サービスを活用したイベントを複数予定している。兵庫県神戸市の野瀬病院では、患者や医療スタッフを対象にイベントを開催。長期間同じ施設内に滞在して行動範囲が限られる入院患者向けに楽しい新体験を提供する。お見舞いに来た人の姿の3Dポートレートを病床に飾ることでの癒やし効果を期待する。

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