アマナキ・レレイ・マフィ(ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズ) (c)F.SANO アマナキ・レレイ・マフィ(ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズ) (c)F.SANO

2勝目は目前だった。だが、またしても惜敗となった。3月16日、『三菱地所 スーパーラグビー 2019』第5節でヒト・コミュニケーションズ サンウルブズはレッズに31-34で屈したのだった。

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前半は完全に主導権を握った。前半12分、CTBマイケル・リトルの突破からFLダン・プライアー、SHジェイミー・ブースとつなぎ先制トライ。その直後、20mもドライビングモールで押し込まれトライされるも、23分にWTBゲラード・ファンデンヒーファーがワンテンポ遅らせてからオフロードパスをNO.8ラーボニ・ウォーレンボスアヤコに送りトライを演出。30分にはファンデンヒーファーが、34分にはLOヘル ウヴェがトライ寸前まで攻めるも追加点はならず。それでも37分には左サイドを突破したWTBホセア・サウマキからFBジェイソン・エメリー、プライアーとスピーディなパス回しを繰り広げ、ビューティフルトライを奪う。さらにSOヘイデン・パーカーが難しい角度のコンバージョンを決め、21-5で前半を終えた。

後半はレッズが息を吹き返した。10分までドライビングモールや近場を攻めたアタックで猛攻を仕掛けられるも、サンウルブズは集中したディフェンスで対応。それでもレッズはひるまずフィジカリティを前面に押し出したアタックを続け、19・22・26分と立て続けにトライ。ついに21-26と逆転されたのだ。29分には途中出場したSH内田啓介のトライ、パーカーのコンバージョン、33分にはPGで31-26と逆転するも、35分には内田がキックをチャージされ31-31に。最後は自陣で痛恨のペナルティをおかしPGを献上してノーサイド……。

後半19分から7分間で3トライを奪われたのはいただけない。チームを立て直す修正力とリーダーシップが必要である。相手ボールのスクラムはことごとくコラプシングを取られたのも痛かった。

流れるようなスピーディなアタックは、スーパーラグビーの猛者たちにも通用する。この日も5本中5本のプレースキックを成功させたパーカーの正確無比な左足という武器もある。後半5分から登場したNO.8アマナキ・レレイ・マフィのサンウルブズデビューも明るいニュースである。

スコット・ハンセンHC代行は「一貫性が大事。がんばりすぎて悪い判断をする時がある。姿勢はいいので、頭を使ってプレーしなくてはいけない。15人が周りを信じてプレーすれば、いい結果は残せるはず」と前を向いた。

『SR 2019』ハリケーンズ戦は4月19日(金)、ハイランダーズ戦は4月26日(金)にともに秩父宮ラグビー場にてキックオフ。チケットは本日3月18日(月)午前11時よりチケットぴあにてWebプリセール用先行先着受付中、3月22日(金)午前10時より一般発売。もう善戦はいらない。秩父宮で見たいのは勝利だ!

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