『Jリーグヤマザキナビスコカップ』オープンドローに参加した選手一同と、Jリーグ女子マネージャーの佐藤美希 『Jリーグヤマザキナビスコカップ』オープンドローに参加した選手一同と、Jリーグ女子マネージャーの佐藤美希

『Jリーグヤマザキナビスコカップ』がいよいよ決勝トーナメントに突入する。奇しくも準々決勝は予選リーグから勝ち上がったクラブと『ACL』参戦組が激突する形となった。

ナビスコ杯 チケット情報

対戦カードは次の通り。
鹿島アントラーズ×FC東京 9月2日(水)・味の素スタジアム・6日(日)・カシマサッカースタジアム
ヴィッセル神戸×柏レイソル 9月2日(水)・日立柏サッカー場・6日(日)・ユニバー記念競技場
名古屋グランパス×ガンバ大阪 9月2日(水)・万博記念競技場・6日(日)・パロマ瑞穂スタジアム
浦和レッズ×アルビレックス新潟 9月2日(水)・デンカビッグスワンスタジアム・6日(日)・埼玉スタジアム

『明治安田生命J1リーグ』2ndステージ6連勝と首位を快走する鹿島と、ここ5試合3勝2分の2nd4位のFC東京の対決は、代表選手不在の中、選手層が鍵を握る。鹿島は攻撃の核・柴崎岳を、FC東京は森重真人&丸山祐市の両CBを欠く。さらにFC東京はFWネイサン・バーンズも豪州代表で不在だ。『J1リーグ』では鹿島がFC東京に連勝したが、『ナビスコ杯』ではFC東京が3連勝中。逆風の中、FC東京が「リーグ戦とカップ戦は別物」を地で行くか。

柏と神戸の因縁の対決は、ハードな日程がどう出るか。柏は8月25日に『ACL』広州恒大戦、30日・ヴァンフォーレ甲府戦と続く過密日程だが、神戸はミッドウィークに試合はなく、29日・サガン鳥栖戦から中3日である。しかも、神戸は鳥栖を7-1と粉砕したのに対し、柏は広州恒大に1-3と完敗を喫し、甲府には2点差を追いつかれドローに終わった。監督とともにエースを強奪された柏としては意地でも負けられない試合だが、コンディション面で神戸に追い風が吹く。

名古屋×G大阪は、代表選手の招集が響きそうだ。名古屋はFW・永井謙佑のみの選出だが、G大阪はFW・宇佐美貴史、DF・丹羽大輝、米倉恒貴、GK・東口順昭が日本代表に合流している。さらにG大阪は8月26日・『ACL』で全北現代とのアウェイ戦、30日・湘南ベルマーレ戦と連戦を強いられている。名古屋は2ndステージ第7・8節は完封しながら、前節でサンフレッチェ広島に2-5、第6節・横浜F・マリノスに0-3と試合によってムラがあるのが気になる。前回王者を相手に日程と戦力の利を生かせるか。

浦和×新潟は、対戦成績で浦和が圧倒する。『J1リーグ』で浦和が19勝4分1敗。新潟の勝利は2006年7月まで遡らなくてはならない。『ナビスコ杯』も浦和が3勝1敗。新潟にとって、浦和はユニフォームも見たくない天敵と言えよう。ただ、今回は勝機もある。浦和はFW・興梠慎三、DF・槙野智章(ケガで離脱)、GK・西川周作の代表組が不在だ。前節には横浜FMに0-4の大敗を喫し、歯車が微妙に狂っている。苦手意識を払拭するチャンスである。

果たして、4強に名乗りを上げるのはどこか。『ナビスコ杯』準々決勝はチケット発売中。