来日したブロードウエーミュージカル「ピピン」のキャストと写真撮影に臨んだ米倉涼子(中央)

 ブロードウエーミュージカル「ピピン」の来日公演・公開リハーサルが3日、東京都内で行われ、スペシャルサポーターを務める女優の米倉涼子が登場した。

 日本では初公開となる「ピピン」は、1972年に初演され、2013年に新たな演出でブロードウエーに復活。その年のトニー賞でミュージカル部門・最優秀リバイバル作品賞を含む4部門を受賞した伝説的ミュージカルだ。 

 この日、第1幕のオープニング「Magic To DO」を後方から見学した米倉は「いよいよ来た!という感じですね」と大興奮。

 自身も過去にブロードウエーミュージカル「シカゴ」で主演したとあって、現地で2度この舞台を鑑賞しているという米倉は「舞台いっぱいに広がるエンターテインメント。一体どこを見たらいいの?というぐらい、あちこちで素晴らしいパフォーマンスが繰り広げられるので、もうワクワクです」とその魅力を熱弁し、「このオープニングだけで私は500キロカロリーぐらい燃焼した感じ」と笑顔を弾けさせた。

 また、トニー賞受賞の経歴を持つジョン・ルービンスタインさんと、プリシラ・ロペスさんに米倉が「どうやったらトニー賞取れますか?」と直球の質問をぶつけると、ルービンスタインさんは「秘訣(ひけつ)はないよ。その時にノミネートされるような役に配役されるかどうか。くじを引いたりサイコロを転がしたりするようなものに近い」と答えたが、ロペスさんは「半分同意するけど、運だけじゃなく才能も大事。どれだけ全身全霊をささげられるかということだと思う」とコメント。

 これを聞いた米倉は「まだまだ遠い。というより私には全然見えないところにあります…」と羨望(せんぼう)の眼差しを向けていた。

 舞台は9月4日~20日、都内の東急シアターオーブで上演。