『ピエロがお前を嘲笑う』

ドイツで大ヒットを記録した映画『ピエロがお前を嘲笑う』のモニター試写会が行われ、、上映後のアンケートでは参加者の92パーセントが「結末を見抜けなかった!」と回答した。

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本作は、様々なハッキング事件を起こし、殺人容疑のかけられた天才ハッカーのベンヤミンが警察に出頭してくるところから始まる。彼は自身の人生について語り、ハッカー集団を結成して政界や金融業界などをターゲットにハッキングをしてきたと告白する。しかし、彼の話に疑問を抱いた捜査官は調査を開始。次第に想像もしていなかった事実が次々に明らかになっていく。

映画にはトリックが幾重にも仕掛けられており、多くの観客がトリックを読み解きながら観賞したが、92パーセントの観客が結末を予想できなかった。ポイントは「途中で『見破った!』と思ったけどダマされていた」という声が数名あったことで、劇中には観客が思わず飛びつきたくなる“トラップ”がいくつも仕掛けられているようだ。また、「タイトルからホラーや怖い内容と思っていたけど、全然違って、いい意味でハラハラさせられる映画で面白かった」「トリックにも驚いたけど、まず映画として面白い!」という声も多く、劇中で使用される音楽を高く評価する声も多かった。

ちなみに、結末を途中でわかったと回答した8パーセントの観客も、物語のかなり後半にならないと結末がわからなかったようで、多くの観客が心地よく翻弄され、予想してはダマされ……という起伏を楽しみながら映画を鑑賞したようだ。ちなみに本作はドイツでも大ヒットを記録し、すでにハリウッドでのリメイクも決定している。

『ピエロがお前を嘲笑う』
9月12日(土) 新宿武蔵野館ほか全国ロードショー

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