10月に国内で販売する「Huawei Watch」(HWS CLASSIC STICH CAM)

中国ファーウェイは9月3日、10月に日本国内とイギリス、アラブ首長国連邦で「Huawei Watch」を販売すると発表した。「BCNランキング」で既報(http://www.bcnranking.jp/news/1508/150806_31246.html)した通り、ファーウェイは2014年にリストバンド型の製品を投入したのを皮切りにウェアラブル市場に参入、国内市場に一石を投じる。ファーウェイ・ジャパンの呉波副社長は「いまあるスマートウォッチでは、最も解像度が高く、『Apple Watch』に比べても、バッテリーの持ちが長い」と、競合他社製品との違いを強調している。

●高級スイス腕時計をイメージ

先行する形でアメリカでは、9月2日から事前注文の受け付けを開始した。9月からはカナダとドイツ、フランス、スペイン、イタリアで399~699ユーロ(約5万3800円~約9万4000円、1ユーロ=135円換算)で発売する。世界20カ国以上で発売する予定だ。

デザインは、高級スイス腕時計をイメージさせ、アップルの「Apple Watch」とは異なる。一般的な腕時計サイズの直径42mmを採用し、1.4インチの有機ELディスプレイはタッチスクリーン。解像度は400×400ピクセルで、ハイコントラスト比は10万:1である。丸型フェイスはサファイアクリスタル加工を施した。

●「Google Android Wear」でAndoridとiOSユーザーとも連携

「ファッションとテクノロジーのギャップを埋める」として、ウェアラブルデバイスとしての機能も搭載する。OSは、Google Android Wearを採用。アンドロイドとiOSユーザーが「Huawei Watch」に接続可能となる。電話やSMS、インスタントメッセージ、Eメールの着信通知などの機能をはじめ、ワイヤレスヘッドフォンとのBluetooth接続や音楽ダウンロードにも対応する。また音声認識で曲の再生や経路の検索、ナビ機能ができる。

心拍センサーで心拍数を測定でき、ジャイロセンサーと加速度センサーを搭載した6軸モーションセンサーで歩行やランニング、登山などの活動量を記録できる。

フレームはゴールドとシルバー、ブラックの3色。フェイス部分のデザインはクラシック、ラグジュアリー、ビジネス、フェミニン、モダン、シンプルなどから選べる。ストラップ部分はステンレススチールメッシュ、ステンレススチールリンク、ローズゴールドやブラックでコーティングしたステンレススチールリンク、ブラウンとブラックのレザーから選べる。(BCNランキング 細田立圭志)

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