(左から)斎藤宏介、藤本喜久子、神尾佑、山野井仁、安原義人

 BSフジで日本初放送される米ドラマ「ザ・ラストシップ」の記者会見および第1話試写会が4日、東京都内で行われ、日本語吹き替え版の声を務めた神尾佑、藤本喜久子、山野井仁、安原義人、エンディングテーマ曲を手掛けるUNISON SQUARE GARDENからボーカル、ギターの斎藤宏介ほかが出席した。

 ドラマは、映画『トランスフォーマー』や『アルマゲドン』のマイケル・ベイ監督が初めてTVドラマ界に進出し、制作総指揮を務めた海洋アクション作。全人類が滅亡するほどの猛威を振るう伝染病と戦う米海軍の駆逐艦乗組員たちを描く。

 駆逐艦ネイサン・ジェームズの艦長、トム・チャンドラー(エリック・デイン)の声を務めた神尾は「声の仕事はまだまだ不慣れですが、素晴らしい声優の先輩に胸を借りるつもりでやらせていただければ」と意気込みを語り、「トム役の俳優さんが僕よりも年下だったんです。絶対年上だと思っていたのに、あの貫禄はちょっと…。それに一番びっくりしました」と驚きも語った。

 一方、バンドの代表として出席した斎藤は「ドラマとのタイアップは初めて。最後の曲まで含めて一つの作品として楽しんでいただけるとうれしいです」と期待を込めた。エンディング曲は鋭意レコーディング中だといい、「タイトルは『パンデミックサドンデス』。自分にとって嫌なこと、嫌いなことに振り回されて自分が自分でいられなくなってしまうことへの恐怖が詞のテーマになっています」と明かした。

 また、ストーリーにちなんで“人生最大のピンチ”を問われた神尾は、フジテレビ系ドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」に出演した際、「ものすごく好評で、仕事もそれほどなく悶々とした生活を送っていた俺が大きな仕事を頂いて、これはいけるぞと思った。ところが、クランクアップしたら3カ月ぐらい仕事がなかった。これは駄目かなと、一瞬辞めようかと思いました。人生最大のピンチでした」と苦笑交じりに当時を振り返った。

 ドラマは10月12日午後11時から毎週月曜日にオンエア。

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