作品の“旅立ち”を記念して、池田エライザ(左)と真野恵里菜(右)から制服のボタンを奪われた染谷将太

 『映画 みんな!エスパーだよ!』の初日舞台あいさつが5日、東京都内で行われ、出演者の染谷将太、池田エライザ、真野恵里菜、マキタスポーツ、園子温監督ほかが出席した。

 本作は、若杉公徳氏の人気漫画を原作に、園監督と主演の染谷のコンビで2013年4月にテレビ東京で放送された連続ドラマを映画化。突如として超能力に目覚めた平凡な高校生・鴨川嘉郎(染谷)と、彼を取り巻くエスパーたちとの戦いを描く。

 主人公を演じてきた染谷は「まさか映画の舞台あいさつをする日が来るとは…」と感慨深げにあいさつ。「こんなにおバカなことをしたのは人生で初めて。それをずっとやり続けてきたことに意義があったなと今、思っています。そしてここで皆さんと共有できたことがすごくうれしいです」と感謝の言葉を述べた。

 また、撮影で悔しい思いをしたエピソードを問われた染谷は「今回映画の中で女装しているんですが、実は連ドラの時もしていて…。そこから2年経つのですが、マキタさんをはじめとした男子陣から『2年前のほうがイケてたなー』と言われて…」とぼやいた。

 マキタが「なんか劣化したんです」と説明すると、染谷は「『男の体つきになって残念』と言われてなんか悔しかった」と苦笑した。

 染谷と同じくテレビシリーズから出演している真野は「2年前にハロプロを卒業して初めて頂いたお仕事がこれだった。(演じた)浅見というキャクターに正面からぶつかって演じたけど、やっぱりふたを開けるとパンチラとかが広まっていて、悔しいというのもあった」と“お色気”が先行したことに葛藤があった様子。

 それでも「今こうして劇場までたどり着いて、今、一番感動しています。『エスパー』をやってきて良かったとあらためて感じています」と感無量の様子で語った。