――そして、今回のシングル『あきらめないDAYS』はどういった経緯で生まれたのでしょうか。

Lida:それがね~~、これだけ間のあいたシングルリリースは初めてなのでねえ~~~~。

10年近く音源は出してない状況で、改めて音源を出すとなったとき、自分がサイコに対してどういう曲作りをしていたか思い出すところから始まりましたね。

――このタイミングでリリースをされた理由はありますか。

Lida:自然の流れですよ。

DAISHI:今回の復活に関してはリリースも視野に入れたものだったんです。せっかく衣装作るなら、PV撮りたいなあとか(笑)。

――表題曲の『あきらめないDAYS』はLidaさん作詞作曲、岡野ハジメさんプロデュースですね。

Lida:曲調は「THE・Psycho le Cému」的な、イメージだったんです。岡野さんは過去にもやってくださってますし、より良いものになるのかなあと思ってお願いしました。
岡野さんとは長い付き合いですし、色々なアイデアをくださって。

DAISHI:「うまくなったねえ、レコーディングがスムーズだねえ」ってよく言われます(笑)。昔は苦労かけましたね。

Lida:明らかに当時と比べると言われたことも理解できるし、やりたいことをきちんと伝えられるようになって、コミュニケーションがスムーズだったよね。

DAISHI:昔は弾けないところがあったら「一週間ください」って感じだったもんな(笑)。

――『あきらめないDAYS』というのも中々インパクトのあるタイトルですね。

Lida:そもそも仮タイトルは英語だったんですけど。

DAISHI:それで俺が「かっこつけすぎやろ!」って。

Lida:方向性が固まっていうちに、最初のタイトルがなんだか寒くなってきたんですよ。
「この見た目でこのタイトルは逆にかっこわるいぞ…」と。

サビで「あきらめないで」と連呼していたので、そこから皆でアイデアを出し合って、最終的に「あきらめないDAYS」が候補にあがった時にDAISHIは反対したんですよ。

DAISHI:「ダジャレはないわー」って。だけど10分くらいしたらジワジワ来たんですよ。
それで歌録り終わっていたのに、もう一回サビを歌い直したんですよね。

Lida:そのくらいひっくり返しました。

DAISHI:その判断がまだ正しいのかどうかはわかりませんが…。

――でも覚えやすいタイトルだと思います。

DAISHI:言いたくなるでしょ? 周りのスタッフの間では流行りだしてますからね。「申し訳ないDAYS」とか。

Lida:使ってきたいですね。会話の中に出てくるっていいじゃないですか。社会人の人たちにも「あきらめないDAYS」を胸に頑張ってほしいなあと。

――Psycho le Cémuが活動休止されている間、メンバー皆さんそれぞれの活動をされていたわけですよね。

Lida:Daccoは10年やっているので、実はサイコより活動期間も長いんですよね。曲も多いわけですよ。その中でのサイコの楽曲制作ということになると、ちょっとDaccoに寄っちゃうわけですよ。作り方にせよ、ココで振り付けが…的な。そういう考え方になってきちゃうんです(笑)。

ニンジャマンジャパンに関してはコンセプトがメタルなので、全然違うものになるのでいいんですが。

だから当時自分がサイコの曲をどんな気持ちで作っていたかを思い出したりして。
その上で、このタイミングでしか出せないような。曲というのが自然と出来たという感じですかね。