4本目・6号路(びわ滝コース)
すでに一日で3回登山してるわけなので、未知の疲れがカラダを蝕んでいますが、それよりも日が傾いてじんわり暗くなってきてるのが心配です。大丈夫かな…。
4本目となる6号路はリフト・ケーブルカー駅の左側の道を進みます。
しばらく舗装された道路を歩くと登山口があり、そこからは土と岩がメインの道になります。6号路に入ってすぐ、びわ滝という滝がありました。
チョロチョロ…
ナイアガラ大瀑布のような派手さはありませんが、これはこれでイイじゃないですか。
びわ滝には、
大岩の上で琵琶を弾いている老人がいて、その音色に感銘を受けた高僧が話を聞こうとしたら、老人の姿は消え、滝になった…
という逸話もあるんです! ナイアガラにあります? こういう話。琵琶を弾いている老人とかいないでしょナイアガラ。
さて、6号路は今までのルートと違ってあまり人がいません。こういう道の方が静かで、僕は好きです。
そうそう、こういう道…え? これ道なの?
マジか。中央に点々と並んでる岩の上を歩いて行くみたいですね。それ以外の部分はグッチョグチョです。
ちゃんとした登山て感じでで楽しいんですが、疲れた体にはかなりキツく感じました。
やっと山頂に到着。
薄暗い。誰もいない。疲労もピーク。
帰りてぇな…
でもあと1本残ってるから急いで下りないとー! 走れー! 登山てこういうものだっけー!?
全長|3.5km
6号路は最初から最後まで、ちゃんと登山してる!と感じられる道で楽しかったです。
沢沿いを歩くので涼しいし、点在する岩の上を歩いていくなどちょっとした冒険気分を味わえました。
滝周辺の細すぎる道も風情があって良し。
5本目・稲荷山コース(見晴らし尾根コース)
予想はしてましたが完全に夜になってしまったので、ヘッドランプを装着。
ではラストの5本目、行ってみましょう!
暗すぎワロタ。
稲荷山ルートは6号路と同じくリフト・ケーブルカー駅の左側。すぐに登山口があります。
稲荷山ルートは、標高396mの稲荷山を通過して高尾山山頂に向かうルート。人がほとんどおらず静かで歩きやすい…んですが、それはもう夜だからなのかもしれません。
写真ではカメラのストロボのおかげで、ちゃんと見えてるかのように写っていますが…
ストロボなしだとマジでこんな感じです。
ヘッドランプか懐中電灯がないと一歩も動けなくなるので、登山の時は絶対に持っていくようにしてくださいね。「こんな夜まで登らないよ!」と思っていても、道に迷ってるうちに日が暮れることもあるので。
コエー!
このあづま屋も、昼間だと休憩ポイントとして登山客の心身を癒してくれるんでしょうけど、夜に見るとババアが包丁研いでるイメージしかわいてこないです。
ポツーーン
エロい木も昼間よりエロく見えるから不思議ですよね。
地図によると山頂まですぐのはずなんですが、どうしても立ち上がれないくらい本当に疲れてしまい、結局ここで20分ほど休憩しました。
再び歩き出してみると、1分くらいで山頂でした。
ゴォール! ゴール! ゴォォォォール!
誰もいないと思ってはしゃいでたんですが、目が慣れてみると夜間登山の女性2人が近くにひっそり座ってました。超恥ずかしかったです。
とにかく、これですべてのルートを制覇したと言っていいですよね?
終了~~~!
全長|3.1km
稲荷山ルートはすごくオーソドックスな登山道でした。夜なので怖かったですが、昼だと見晴らしもよさそうですね。木の根が多かったので雨が振ると滑りそう。スニーカーではなく登山靴で行きましょう。
紅葉の名所でもあるそうなので、それくらいの時期になったらまた行ってみたいです。
これで高尾山の5ルートすべてを制覇したわけですが、人生でここまで疲労したことはないっていうくらい疲れました。
今日一日、活動量計をつけて消費カロリー調べてみたんですが…
4103kcal………よんせんひゃくさんキロカロリぃ~~!?
知らないうちにおにぎり23個分のカロリーが消費されてました。そら疲れるわ!
というわけで高尾山のベストなルートを探して全ルートを制覇しましたが…
今回の結論…
登山は一日1ルートがベスト
どのルートのどこが良かったと聞かれても、焦りと疲労で周りを見てる余裕なかったです。
おわり