アスペクト比21対9で画面が湾曲したカーブドタイプの35インチ液晶ディスプレイベンキューの「XR3501」

ベンキュージャパンは9月8日、35インチのゲーマー用液晶ディスプレイ「XR3501」を発表した。アスペクト比21対9、解像度2560×1080で画面が湾曲した「カーブド」タイプ。リフレッシュレートが144Hzで応答速度が4ms(GTG)と高速なのが特徴。価格はオープンで、税別想定価格は12万9800円。10月20日に発売する。

35インチで200Rと大きく湾曲した世界初のワイドVAパネルを採用。FPSゲーム(First Person shooter=プレーヤーが主人公の視点で戦うシューティングゲーム)では、視野が広いと敵を早く発見でき有利な情報が得やすくなる。レーシングゲームでは、左右に広がる景色をより楽しめるほか、他の車の状況把握も容易になる。

同社のほとんどのディスプレイに採用されているフリッカーフリー技術やブルーライト軽減機能も搭載。ゲーマーからは必要不可欠の機能ともいわれ、評価の高い暗い画像の視認性を高めるBlack eQualizer機能や、色の鮮やかさを調節し、敵を見やすく調整するColor Vibranceも備える。

製品発表会でベンキュー アジアパシフィック バイスプレジデントでベンキュージャパンのマーティン・モーレ 代表執行役社長は「新製品は市場拡大を目指して投入する。カーブが最も深く、スピードもゲーマーが認めるスピードをもち、PCゲーマーが求めるニーズにもっとも近い製品」と語る。

製品説明を行ったベンキュージャパン プロダクト&マーケティング部の洞口寛 シニアマネージャーは「ベンキューにとっては最もハイエンドなディスプレイで、初の10万円超の製品。FPSゲームとレーシングゲームのユーザーを主なターゲットにする。VAパネル特有の深みのある黒が描写でき、メリハリある映像が楽しめる」と特徴を説明した。

ベンキューがスポンサーとして名を連ねるプロeスポーツチーム「DetonatioN」の梅崎伸幸チームCEOは「ベンキューは常に最新の技術を追い求め実現するメーカー。プレイ時の安定性は抜群で信頼性が高い。プロが選ぶ本気の勝負モニターだ」と高く評価した。デモンストレーションでは、DetonatioNのカリスマプレーヤーDustelBox選手が登場。BATTLE FILED 4でデモンストレーションを披露した。