デロンギ独自の風が「長時間でも、疲れにくい風」かどうかを実験・研究した

デロンギが、夏の冷房や扇風機の風が苦手な人でも過ごしやすい環境を生み出す「デロンギ 空気清浄機能付きファン Clean&Cool」を3月22日に発売した。最大の特徴は、全身を包み込むような「長時間でも、疲れにくい風」。25日に開催された新製品の発表会では、その根拠となるデータを公開した。

「長時間でも、疲れにくい風」の実験に協力したのは、九州大学 芸術工学研究院 応用生理人類学研究センターの前田享史教授。従来の送風機とデロンギ独自の風を長時間浴びた状態の比較を実施した。

まず、50分間浴び続けた後の皮膚温度の変化を比べると、デロンギの風は従来の送風機よりも31%も冷えすぎを緩和していることが分かった。デロンギの風は部分的に冷えているのではなく、全体的にムラが少なく冷えているため、平均皮膚温度変化値の下げ幅が低かったという。

同様の実験で血圧の変化をみると、デロンギの風を浴びていた場合には血圧が下がってリラックス状態になっていた。一方、従来の風では、ストレスを感じて血圧がやや上昇した、という結果が出た。

また、リラックスした状態で脳波に含まれる「α波」の減衰係数「AAC」を、両方の風を45分間浴び続けた後に比べてみた。従来の風はAACが上がり覚醒し始めているのに対し、デロンギの風はα波が出て、リラックスした状態にあることを示していた。

こうした結果から、前田教授は、「一般的に長い間、風を浴びていると血行不良によるだるさや疲れを感じることがあり、風がストレスとなり、リラックスできないことがある。今回の実験により、デロンギの風は冷えすぎないため、長時間浴びてもストレスを感じにくく、リラックスした状態でいられることが分かった」と結論づけた。

「デロンギ 空気清浄機能付きファン Clean&Cool」は送風機能だけでなく、空気清浄機能も備え、空気中の花粉やPM2.5を取り除く。データで裏付けられた心地いい風とキレイな空気で、花粉症に悩む春や猛暑で寝苦しい夏を過ごしやすくしてくれるはずだ。

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