初の全国Zeppツアーを終えたU-KISS 初の全国Zeppツアーを終えたU-KISS

韓国出身の男性7人組グループ・U-KISS(ユーキス)が3月24日と25日、Zepp Tokyoでライブを開催、初の全国ツアー「U-KISS 1st JAPN TOUR 2012」のファイナルを迎えた。

白いスーツに身を包んだメンバーが登場し、2ndシングル『Forbidden Love』でライブがスタートすると、ピンクのペンライトでぎっしり埋め尽くされた客席は大歓声で応えた。キソプが腹筋をチラリと見せると黄色い歓声が飛び、続く『Neverland』でさらにヒートアップ。初のツアーに、フンは「本当に夢みたい」と感激の様子。そして、ドンホは「休んでいるヒマはないですよ」と、立て続けに『Bingeul Bingeul』『Shut Up!!』で激しいダンスを披露し盛り上げた。

中盤では、カッコいいイメージを一転させ、『Show Me Your Smile』でメンバー曰く“モグラたたき”のようなダンスと愛嬌たっぷりの表情でキュートな魅力も発揮。イライがスヒョンを飛び蹴りするという衝撃のパフォーマンスも飛び出したが、スヒョンは「全然痛くないでーす」とにっこり。また、ユニットごとのステージも披露され、ケビンとフンは『Take me away』で美声をたっぷり聴かせ、キソプとAJは『Obsession』でセクシーな魅力を放った。続いて、スヒョン、ケビン、フン、キソプの美しいハーモニーが冴える『Orion』、AJ、イライ、ドンホのラッパー3人の掛け合いがクールな『Eeny, Meeny, Miny, Moe』と、それぞれの持ち味を活かしたステージで魅了。ケビンは「ツアーでしかできないので、歌っている僕たちも楽しい」ととびきりの笑顔を見せた。そして、終盤は、『Man Man Ha Ni』『A Shared Dream』などを披露し、日本デビューシングル『Tick Tack』の熱いパフォーマンスで沸かせると本編を終えた。

アンコールでは、東日本大震災に触れ、「今も悲しみの中で厳しい環境の中で生活している方がいます。U-KISSはアーティストなので歌で心を伝えたい」(スヒョン)、「僕たちがみなさんのために何が出来るか毎日真剣に考えました。元気になってください」(フン)と『Believe』を熱唱、スヒョンが熱い涙を流し、声を詰まらせる場面も見られた。また、ツアーで巡った土地での写真が公開されたほか、ドンホによる日本語講座も行われ、「今日はさぁ、盛り上がってるしさぁ、僕たちもガンガン盛り上がって行こうぜ!」とポップソング『一生』で明るく締めくくった。

Zeppツアーを終了したU-KISSは、7月7日(土)の広島を皮切りに、同ツアーの追加公演を行う。会場をホールにスケールアップし、9都市15公演で35,000人を動員予定。