こんにちは。NPO法人tadaima!の三木といいます。

今回から月一回のペースで「帰りたくなる家づくり」をテーマに連載していきます。

(この記事はConobieで2015年06月09日に更新された記事です)

NPO法人tadaima!では、「20年後もただいま!って帰りたくなる家庭にしよう」をスローガンに夫婦・家族の「家事シェア」が快適になるためのサービスを展開しています。

ここでは、家事を「家族ごと」にしていくための家事のコツやコミュニケーションの取り方、部屋づくりから子どもがどうやって家事に参加しやすくなるか、などをお伝えしていきたいと思います。

今回は家事が苦手なパパこそやるべき、オトコ的時短家事についてお伝えします。

我が家の家事時間、知っていますか!?

あなたの家では、1日にどのくらいの時間、家事を行っているでしょうか。

総務省「社会生活基本調査」(平成23年)よりNPO法人tadaima!作成

図を見ると、男女それぞれの平均家事時間が分かります。女性は約4.5時間。

男性に至ってはなんと28分。

ちなみに、共働き家庭のパパはもっとやってるよ!と思われる方もいるかと思いますが、共働き家庭の男性でも平均家事時間は33分。平均値よりも数分、長いくらいなのです。

家庭によって家事に費やす時間も違うし、お子さんのいる家庭の場合は子どもと一緒の時間に家事をすることが多い、と考えれば、育児と別にして考えるのも不自然です。

それでも、何だかんだ一日のうち、4〜5時間は買い物や掃除、洗濯物をたたんだり、洗い物をしたりといった時間に費やしているのですね。

普段家事を中心的にやっていないパパは「そんなに家事の時間がかかるわけない!」と思うかもしれません。

でも、家事はフロー(流れ)の中で行っているのです。

例えば、料理一つとってみても普段家事をやらないと「調理(食事をつくる作業)」だけを取って「料理」と思いがちですが、

「レシピを考える」→「買い物に行く」→「買ってきた物をしまう」→「調理」→「配膳」→「(小さい子がいると)食事のお手伝いや面倒を見る」→☆食べる☆→「食器を流しへ下げる」→「食器洗い」→「食器拭き」→「食器を棚へしまう」→「シンク掃除や生ごみ処理」

で、ようやく一段落!!

なんと、10個前後のフローがあるわけです。

食べる時間を除いても、2〜3時間は料理にまつわる家事の時間として消費しているのです。