この4月から保育園や幼稚園に進む子を持つママはいま大忙しなのでは? そんな中、入園前にぜひおうちで練習しておきたいことや身につけさせたい生活習慣などを、渋谷区神宮前にある私立保育所、MIRAI LABO∞KIDS(ミライラボキッズ)の林園長に教えていただきました。

すでに入園した場合も、これから入園式を迎える場合も、ぜひヒントにしてみてくださいね。

園に入る前に身に着けたい習慣!家庭での教え方

この4月から幼稚園・保育園デビューをする子に対して、次の項目を身につけさせるための、家庭での練習方法や教え方を教えていただきました!

1.あいさつ

林園長(以下、林)「『おはようございます』『さようなら』『ありがとうございます』。この3つを使えるようになるには、あいさつがとても『気持ちがいい』ということを子どもにゆっくり伝えていくことが大事です。

あいさつする機会が多いところ、例えば親戚の家やお友達の家、習い事の教室などにたくさん行くというのもおすすめです」

2.自分の名前や年齢などを正しく言う

林「物の名前に興味が出てきたとき、子どもの『これなあに?』に落ち着いた環境で教えてあげることで、名前への学びを広げてあげることができます。

たくさんの他の名前を学ぶことで、自分の名前や年齢は、唯一無二の自分だけのもの、という自信をつけさせてあげることができます」

3.規則正しい生活リズム

林「子どもが成長して体力がついてくると、一日中遊びたくて寝たがらず、どうしても生活リズムが崩れてきます。

とくに夜の寝る時間では『たくさん寝ると大きくなるよ』『夢の中で遊ぼうね』など、寝ることを楽しみとして伝えるようにすることで、『寝るときは寝る』など、子どもなりに考えて行動するきっかけになります」

4.園のルールを守る

林「園のルールを守る土台には、『家でのルール作り』ということが大切と考えています。園によって生活環境やルールはバラバラです。

新しい環境ですぐに適応することはむずかしく、家庭の中で、どういったルールを守っているかを園に共有していくようにするのをおすすめします。

もし園のるーるでわからないことがあれば、先生や保護者同士で確認し合うことは、見守る上でとても大切です」

5.トイレや着替えが一人でできる

林「色んな物に興味を持ち始めたときに物の名前を覚えさせて、その次のステップとして『物の使い方』を一緒に伝えていくようにしましょう。

ズボンに足を通すことや、頭を入れることはすぐにはできません。使い方を伝えて、練習の機会をたくさん作って『これはどうやって着ればいいかな?』と尋ねて、自分で考える力を育てるといいですね」