3:「先輩ヅラ」はやめてもらいたい…でも「病院情報」はOK

「不妊治療をしていたころ、同じように治療を経て出産したママたちが、よくいろんなことをアドバイスしてきました。

でも、治療についてこっちもすべてを話しているわけでもないし、夫婦の事情も全部を話しているわけではないから、限られた情報から推測して先輩ヅラしたことを言われるのは、かなりストレスでしたね。

“不妊治療仲間”とかって言われたりもしたけど、治療の方法も人によって違うと思うし、事情はさまざまなので、本気でイライラしてました。

そういう話の中で、唯一イライラせずに聞けたのは、病院情報。

不妊治療の先輩たちが教えてくれる病院固有の特徴とか先生の方針とかは、今後、計画を見直すときがきたら役立ちそうだなと思ってありがたく聞いていました」(38歳女性・不妊治療2.5年/子どもひとり)

不妊治療を経験していると「私のときはこうだった」などと、親切心からアドバイスをしたくなりがちでもあります。

しかしデリケートな話題でもあるだけに、先輩ヅラをしていると受け取られるような言い方は避けたほうが賢明と言えるのではないでしょうか。

一般的に「不妊治療をしている人には、子どもの話はタブー」という風潮もあります。しかしすべての話がタブーというわけではなく、その内容によっても聞き手の印象が変わることも。

身近に不妊治療中の友人がいらっしゃるかたは、よろしければ参考にしてみてください。

前市議。28歳から2期8年市議を務め政治家を引退。「美人すぎる市議」として数々のメディアに出演してきた経歴を持つ。議員をしている頃からライターとして美容・食・人間関係・不動産・恋愛・結婚に関するコラムを多数の媒体で執筆。時短美容家・ヨガインスタラクター・フードアナリストとしても活動中。