RX-S601

ヤマハは、ハイレゾ音源の再生に対応するとともに、4K映像に対応したHDMI端子を備えた5.1chネットワークAVレシーバー「RX-S601」を10月上旬に発売する。税別価格は6万7000円。

ヤマハがフルサイズAVレシーバーで培ってきた、ディスクリート構成の5chアナログパワーアンプ、低インピーダンス化を徹底した大容量電源部、太径ケーブルの確実な接続が可能な大型スクリュー式スピーカーターミナル、高音質のバーブラウン製の192kHz/24ビットD/Aコンバーター、外部デジタル入力の信号精度を高めるロージッターPLL回路といった高音質設計を採用した薄型フォルムのAVレシーバー。

HDCP2.2と4K/60p(YCbCr 4:2:0)映像信号の伝送(パススルー)に対応したHDMI端子を、入力×6系統、出力×1系統搭載し、オーディオリターンチャンネル(ARC)や、主要メーカー製テレビ/レコーダーとのリンク機能に対応する。

ネットワークオーディオ部は、DSD 5.6MHz、AIFF/WAV/FLAC 192kHz/24ビット、Apple Lossless 96kHz/24ビットのハイレゾ再生に対応。曲間の音が途切れないギャップレス再生を実現するとともに、専用アプリ「AV CONTROLLER」の選曲機能を使えば膨大な音楽ライブラリーをストレスなく快適に楽しめる。また、独自のネットワークモジュールによって、ネットワーク/USB/Bluetooth再生時のジッターノイズを大幅に低減した。

有線LANに加えて、無線LANやBluetoothに標準で対応し、無線LANでは「AV CONTROLLER」によるワイヤレス操作や、「Wireless Direct」でのスマートフォン/タブレット端末のコンテンツ再生ができる。また、BluetoothはAACコーデックや、独自の音質改善技術「ミュージックエンハンサー」、Bluetooth対応端末から本体の電源をオンにする「Bluetoothスタンバイ」に対応する。

このほか、独自の新機能「MusicCast」によって、複数の対応音響機器の操作や、対応機器間での音楽コンテンツの共有を可能にした。カラーは、ブラック、チタンの2色。

なお、「RX-S601」とスピーカーをセットにした「YHT-903JP」と「YHT-503JP」も10月下旬に発売する。

「YHT-903JP」は、「RX-S601」とトールボーイスタイルの5.1chスピーカーシステム「NS-PA40」をセットにしたモデル。カラーは、ブラック、ホワイトの2色。価格はオープンで、税別の実勢価格は9万円前後の見込み。

「YHT-503JP」は、「RX-S601」とブックシェルフタイプの2chスピーカーシステム「NS-BP182(BP)」をセットにしたモデル。税別価格は8万5000円。