ボタンを押すと「コォー!シュワー!」と小気味良い音とともに蒸気が立ち上がります。コーヒーが注がれはじめると、部屋中をコーヒーのいい香りが包み、1分も立たないうちに完成。これは早い! 毎朝、コーヒーをドリップしている筆者にとっては、まるで魔法でも見ているかのような一瞬の出来事。ホント、便利な時代になりました…。

完成したコーヒーからは、芳ばしくフレッシュな香り。ひと口飲んでみると、まず舌に感じるコーヒーの心地よい苦味。しかし、その苦味にまったく“雑味”がなく、すごくクリアな印象。後味もスッキリしていてすごく飲みやすい。

わかりやすくインパクトのある味というより、いくらでも飲めそうな自然でやさしい味わい。まさに日本料理のような、きめ細やかなこだわりを感じさせるコーヒーです。確かに、これは旨いかも…。

素人の筆者からすると「ほとんどドリップコーヒーと変わらない」という感想ですが、利便性まで含めるなら間違いなく『香味焙煎 究み』はオススメ。高級とはいえ、1杯あたりの値段は約75円。ドリップのように手間もかからなければ、ゴミやコーヒー器具を洗う必要もなし。忙しい朝でも、顔を洗っている間にコーヒーが淹れられますよ。

旨さの理由とは

『香味焙煎 究み』のコンセプトは「産地より、旬」。共創の田村氏は「産地で食材を選ぶのではなく、本当に良い“旬”の食材を自身の目を使って選び、その特長を生かす調理を行い、お客様に提供する」という信念を持った料理人。

その考えは商品開発にもいかされ、豆の収穫期間を最盛期のみに限定し、手摘みによる完熟豆だけをブレンド。さらに、豆の収穫地を半年ごとに変更することで、常に“旬”の素材を使用しているそうです。

“旬”をむかえた野菜や果物のおいしさといったら…。そう考えると、コーヒー豆も“旬”のほうがいいような気がしてきます。

ネスレの「レギュラーソリュブルコーヒー」の場合、細かく粉砕したコーヒー豆を抽出液で包む「挽き豆包み製法」でつくられています。そのため、コーヒーを飲んだ後のカップには、コーヒー粉が少し残ることがあります。これこそがレギュラーソリュブルコーヒーの旨さの秘密。今回はマシンを使いましたが、もちろんお湯を入れるだけでも、同じ味がいつでも楽しむことができますよ。

高級品だけあって、ギフトとして贈れば喜ばること間違いなし。百貨店向けのギフトセットは、歳暮期をむかえる11月1日から販売開始とのこと。

まずは、試しに一杯! あなたのコーヒーライフはもっと楽しくなるはず!

デザイン、アート、インテリア関連の記事を中心に執筆をするフリーライター。インドア系ライフスタイルメディア「roomie」でも執筆。国内外の人に教えたくなるような小躍りする情報を紹介予定。