(左から)溝端淳平、ペイトン・リード監督、内田有紀、ポール・ラッド、小杉竜一

 映画『アントマン』のジャパン・プレミアが15日、東京都内で行われ、主演のポール・ラッド、ペイトン・リード監督、日本語吹き替え版の声を担当した内田有紀、溝端淳平、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)が登壇した。

 本作は、仕事も人間関係も空回りのスコット・ラングが、身長わずか1.5センチになれる驚異のスーツを着用し、未知なる潜在能力を持った“アントマン”として奮闘する姿を描く。

 アントマンを演じたポールは、約400人の観客の歓声に迎えられ「こんばんは。こんにちは。ありがとう」と勉強中の日本語であいさつ。「今回は初来日。こんなにも温かく迎えていただいたことに感謝しています。大好きな皆さんに映画を気に入ってもらえたらうれしいです」と笑顔でメッセージを送った。

 アントマンを指導するクールな女性ホープの声を演じた内田は、ポールに「すごくチャーミングで、映画で見た時から大ファンだった」と告白。ポールからハグされると「すごくうれしい」とはしゃぎながら、「こうやって笑ってくれるだけでキュンとしちゃう。ポールさんは日本の女性の心をつかむのがすごくうまい」と絶賛した。

 一方、スコットの親友ルイスの声を務めた小杉は、劇中でアントマンが「ヒーハー!」と叫ぶシーンに触れ、「俺のギャグを完全にパクられたと思った」と自慢顔。

 「来日の時に一騒動あるかと思ったけど、実際にポールさんの人柄に触れた時に、ヒーハーは僕のものじゃないんだと…。ちょっと悔しい思いもありつつ、快く僕のヒーハーを送り出します」と宣言した。

 これを聞いたポールは「ヒーハーはあなたのもの。僕はオマージュを捧げているだけ」と弁解。小杉は「えー!こんなサービス精神ある人います?本当に尊敬します。心の中では完全に弟子入りしています」と語り、笑いを誘った。

 映画は9月19日からロードショー。

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