榮倉奈々、福士蒼汰

V6の岡田准一が9月16日に、東京・水道橋のTOKYO DOME CITY HALLで行われた主演作『図書館戦争 THE LAST MISSION』の完成報告会見に出席。「社会派アクションとして説得力を持たせるのが課題だった。2作目はハードルが高いが、あらゆる面で前作を超えていて、映画としてレベルが上がった」と強い自信を示した。

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メディアを取り締まる法律“メディア良化法”が施行された世界を舞台に、図書館の自衛組織・図書隊が読書や表現の自由を守ろうと戦う姿を描く有川浩氏の人気シリーズ。2013年に公開された『図書館戦争』(興収17億2000万円)から約2年半ぶりとなる続編では、1冊しか現存しない『図書館法規要覧』が一般展示される“芸術の祭典”会場の警備にあたる堂上篤(岡田)ら特殊部隊(タスクフォース)が、過去最大のピンチに立たされる。

会見には岡田をはじめ、榮倉奈々、田中圭、福士蒼汰、西田尚美、橋本じゅん、松坂桃李、石坂浩二、佐藤信介監督が出席。「続編が作れるのは、第1作を応援してくださった皆さんの声のおかげ。その分、プレッシャーもあった」(榮倉)、「映画のラストで、号泣しちゃいました。大好きな役なので、また演じたいですね」(福士)とシリーズへの熱い思いを語った。

一方、シリーズ“初参戦”となった松坂は「皆さんのチームワークがうらやましい。一緒にご飯に行ったとか、そういうお話も全部初耳。それくらい孤独でした」と嫉妬心。クランクアップ当日、岡田に対し“壁ドン”したというが、「すっかり忘れていた…」(岡田)、「ニュースを見て、僕が壁ドンしていないことになっていて(笑)。福士くんの壁ドンのほうが印象に残っているんだなと思った」(松坂)。また、田中は岡田メソッドと称する特訓を「しんどいですよ」と振り返った。

『図書館戦争 THE LAST MISSION』
10月10日(土)全国公開

取材・文・写真:内田 涼