今回、ゲストとして登場したのは、K.willと同じ所属事務所の後輩、ユ・スンウ。韓国の人気オーディション番組『スーパースターK4』で話題を集めた若きシンガーソングライターだ。「僕はK.willお兄さんの“成功したファン”」とK.willファンを自称する彼は、「僕はK.willお兄さんと一緒に話もするし、ハグもするし、うらやましいでしょ? 僕はK.willお兄さんを愛しています!」とキュートな笑顔を見せ、『イェッポソ』『パミ アッカウォソ』の2曲をギターの弾き語りで聴かせた。

ゲストライブを挟んで始まった2部では、客席から登場し『LAY BACK』を披露。大絶叫の中、ステージにたどり着くと、中島みゆきの『糸』、続けてSam Smithの『I’m not the only one』を熱唱した。日本公演の際には必ず披露している日本語曲については、「歌詞の内容にものすごく気を使っているけど、解釈が難しい単語も多い」と話し、『糸』の歌詞より、「“縦の糸”“横の糸”“ささくれ”を韓国語で調べたけど、韓国では普段ほとんど使われない単語。“コスロミ”(韓国語でささくれの意味)より、“ささくれ”の方が覚えるのが簡単な気がするけど……(笑)。皆さんのおかげで、埋もれていた韓国語を知ることができました」と笑わせながら、日本語でも歌の世界観をきちんと伝えようと努力する真摯な姿勢をのぞかせた。

「今、恋愛中の人?」と問いかけたが反応の薄い会場に対し、「ワォー! 次は悲しい歌ばかり準備してこなきゃね……。じゃあ、いつか来る幸せを思い浮かべて、きっとこんな気分なんだろうな~って考えながら聞いてください……」と披露したのは『PRESENT(ソンムル)』。自身の結婚式を数日後に控えた作詞家が作ったというウェディングソング『左手をつないで』、続いて『LOVE BLOSSOM』『今日から一日』などスイートなナンバーを聴かせると、会場は温かく幸せな空気で満ちあふれた。

そんな中、本編ラスト曲となった『涙ぽろぽろ』で再び切なさ満点の世界へ。ピアノとチェロの美しい旋律にありったけの感情を乗せ歌い上げると、会場からは感嘆のため息すら聞こえてきた。

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