公開アフレコを行った成宮寛貴(右)と水川あさみ

 映画『PAN~ネバーランド、夢のはじまり~』アフレコ会見イベントが17日、東京都内で行われ、日本語吹替版でフックの声を務める成宮寛貴、タイガー・リリー役の水川あさみが出席した。

 『PAN』は、普通の少年がピーターパンになるまでの秘められたドラマを描く。少年ピーターが母を探すために旅立った夢と希望のネバーランドへの道中で出会う、若き日のフック船長やタイガー・リリー、妖精ティンカー・ベルや人魚たちも登場する。

 2人ともそれぞれ収録は終えており、マスコミに向けてあらためてアフレコの様子を披露する場面では、成宮が「2人で同時にやるのは今日が初めて」、水川も「こんなにたくさんの人に見られている前では緊張しますね」と心境を語った。

 アフレコが始まると成宮の熱のこもった演技と迫力のある声量で音声のトラブルが発生、あらためてマイクから離れて録り直すことに。「台本を読んでイメージしていった感じより何倍も膨らませて、声も張ってやらないとうまくはまらないというか…。本編のフック船長は僕より声が低くキザで兄貴分なところもあるので、いいバランスを見付けるのが大変でした。アクションシーンもあって、そのせいで今、声がガラガラです」と振り返った。

 この映画でアフレコ初挑戦となった水川は「私は声質が変わっているので、声だけのお芝居で(オリジナルキャストの)役とかみ合うのか不安はありました」と語り、成宮から「可愛かったですよ。僕は水川さんの声が大好きで、先にアフレコしていた水川さんの声を聞きながら収録したのですが、とてもやりやすかったです」と絶賛され赤面していた。

 映画を見た感想については、成宮が「子どものころに見ていた思い出があるので、こうして実写化されて大人になっても楽しめて、最後はいつの間にか泣かされてしまいました」と語った。水川は「素敵なお話。元々『ピーターパン』は子どものころから好きなお話で、ピーターパンに恋していたくらい好きだったので。圧倒されました」と明かした。

 映画は10月31日から全国ロードショー。

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