(左から)桐谷健太、早見あかり、浦井健治

 WOWOW×TBS共同制作ドラマ「MOZU」シリーズのスピンオフ「MOZUスピンオフ 大杉探偵事務所~砕かれた過去編」の制作発表記者会見が18日、東京都内で行われ、出演者の桐谷健太、早見あかり、浦井健治、羽住英一郎監督が登壇した。

 本作の主人公は、「MOZU」のテレビシリーズで主人公の倉木(西島秀俊)や美希(真木よう子)と共に事件解決に奔走したたたき上げの刑事・大杉良太(香川照之)。

 本作ではその後、警察を辞めて探偵事務所を開設した大杉が、良き相棒である交番勤務の警察官・鳴宮啓介(伊藤淳史)の協力を得ながら、美女にまつわる難事件に挑む。

 WOWOWで初回放送される「砕かれた過去編」では、「死んだはずの妹リナ(早見)が姿を現した」という姉リサ(早見、二役)の相談を受けた大杉が、調査を開始するところから始まる。

 本作で、大杉がかわいがっていた後輩刑事・三島役を演じる桐谷は、先日クランクアップを迎えた。「パンチの利いた本当に面白い脚本。あとは羽住監督の手に掛かれば素晴らしいものに仕上がるはず」と手ごたえ十分の様子。

 早見も「一視聴者として大好きな作品だったので、こういう形で関われてすごくうれしい。今は撮影を終えて、“やり切った”という気持ちです」と満面の笑みを浮かべた。

 また、姉のリサはお天気キャスターという設定。役へのアプローチについて聞かれた早見は「実はお仕事のシーンは無かった」と告白。「どうやったらお天気キャスターっぽく見えるか、髪形や服装など外見から攻めました。演じ分けも、姉は声を高めに、リナはメークも衣装もガラッと変わって…という感じで、全くの別物だったので難しいというのはなかったです」と振り返った。

 さらに、香川については「私の話やすい話題を振ってくださったり、本当にかっこ良くて…。空き時間は面白いのに、芝居に対する姿勢がすごく熱いというのを身近で感じて、香川さんのおかげで私も“モズファミリー”になれました」と感謝しきりだった。

 ドラマは11月15日午後10時からWOWOWプライムで放送。