「アダルトグッズにも男女の考え方の違いって出ますよね」

工藤:(笑)。でも基本的には相手は一人で、シチュエーションに興奮するというのがよくあるパターンですね。

山田井:それって、精神的なつながりがまずあって、その先に肉体的な快楽があるという感じ?

工藤:そうですね。やっぱり自分が思いを寄せている人の方が安心感はあるし。

下野:気持ちが入りますよね。

工藤:男性はどうしてとっかえひっかえなんですか?

山田井:答えにくい質問ですけど……(笑)。体も脳も同じ刺激だと慣れてしまうから、かもしれませんね。

TENGAの種類がたくさんあることからもわかるように。

工藤:ああ、なるほど(笑)。

逆に女性向けのirohaは気に入ったものを見つけたらずっと使い続ける感じですね。

山田井:irohaやTENGAを商品として扱う中で男女の違いを感じる場面ってありますか?

下野:私は営業部で、主にドラッグストアさんなど実店舗への営業が多いんです。

面白いなと思ったのは、女性向けのグッズであっても男性が購入することが多いことですね。

男性が買って、女性にプレゼントしたりして一緒に使うと思うんです。

山田井:あ〜それはちょっとわかるかもしれません。

渡辺:irohaは女性自身が自分のために使うというのを目指しているんですが、ECサイトでも約3割が男性購入者です。

ご年配の方だとご自身の元気がなくなってきたので買って渡すってこともあるみたいですよ。

編:山田井さんは彼女からTENGAをもらったらどう思います?

山田井:僕がTENGAをですか? 

それは……「お前は下手だからもういい、これでも使ってろ」ってことかなと深読みして落ち込むかもしれませんね(笑)。

編:逆にどれくらい長く付き合ったら彼女にirohaを渡せます?

山田井:うーん、付き合いの長さというよりは関係性じゃないですかね。

そういうのをそもそも嫌がる人もいそうだし、逆に初対面でもそういう話ができる人もいますし。

工藤:そういう意味ではカップル向けのグッズもあるんですよ。

SVR(スマートバイブリング)というバイブレーターなんですが、二人で一緒に楽しめるアイテムなんです。

それから、女性が生理中や妊娠中でできないときなんかに、男性にTENGAを使ってあげることも多いみたいです。浮気防止にもなりますしね。

山田井:アダルトグッズにも男女の考え方の違いって出ますよね。

渡辺:男性が選ぶ場合、たとえばバイブレーターにしても刺激が強そうなものを選びがちです。

でも女性からすると、大きくて動きが強くてっていうのは、そんなに求めていないんです。

工藤:硬い素材だとちょっと怖いんですよ。

渡辺:ビジュアルにしてもいかにもな形だと引いてしまいますね。

下野:顔がついているやつとかありますよね。

山田井:あるある!

工藤:何で顔ついてるんだろうって(笑)。

山田井:言われてみれば何でだろう……。

下野:置き場所にも困りますよね。

皆さんがTENGAに入社したきっかけ

山田井:ちょっとブレイクタイムにしましょう。皆さんがTENGAに入社したきっかけを教えていただけますか? ……これって、たぶんよく聞かれますよね?

下野:聞かれますね(笑)。

私は3ヶ月ほど前に入社したんですが、それまではインターネット広告の会社で働いていました。

社会人5年目を迎えたときに、自分の本当に好きなことを仕事にしたいと考えたんです。

それがアダルトでした。

それまではアダルトを仕事にする勇気がなかったんですが、TENGAのコンセプトに共感し、人生は一度しかないからと思ってTENGAに入社しました。

山田井:実際、入社してみていかがでした?

下野:雑誌に掲載されていたり、芸能人がプロモーションしていたりするので、派手な印象があったのですが、入社してみると社内は静かで落ち着いていて、ギャップがありましたね。

まじめに仕事をしているんだなと。

工藤:落ち着いているよね。社長もまじめで誠実だし。

山田井:へ〜! たしかに意外かも。

工藤:私も前職は別の仕事をしていたのですが、アダルトグッズや人の性体験などアダルト業界全体に興味があったんです。

もともとTENGAはアダルトグッズ業界の印象を変えた存在で面白いなと思っていたんですが、そんな時、求人が出ていて応募しました。

渡辺:私は転職活動中にTENGAの求人を見かけて、そういえばTENGAってまわりの友人が楽しそうに話してたなと思い出したんです。

そこから興味を持ってどんな会社か調べたら、女性向けのグッズも売っていると。それなら私にも何かできることがあるんじゃないかと思って入社しました。