ハリウッドの大物プロデューサー、アーウィン・ウィンクラーが、1990年の『グッドフェローズ』の印税をめぐってワーナー・ブラザースを訴訟した。

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ウィンクラーは、ワーナーが長年にわたってホームエンタテインメントからの収入を意図的に低く計上し、ウィンクラーに正当な印税を払わなかったと主張。ウィンクラーがこの事実に気づいたのは、2014年になってからのことだったという。ワーナーはウィンクラーに対し、実際の5分の1の売り上げを報告していた。

またワーナー側は、『グッドフェローズ』は赤字だったと主張しているが、ウィンクラー側は、同作品は3000万ドルの予算で製作され、2億7500万ドルを売り上げており、利益を上げたと指摘している。ウィンクラーは、1800万ドルの損害賠償を求めている。

『グッドフェローズ』は、マーティン・スコセッシが監督。ジョー・ペシがオスカー助演男優賞を受賞したほか、作品部門、監督部門など6部門でノミネーションされた。

文:猿渡由紀