サントリーホール開館30周年の記念事業が発表

2015.9.24 17:43配信
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (c)Terry Linke ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (c)Terry Linke

2016年に開館30周年を迎える“クラシック音楽の殿堂”サントリーホールが、記念公演ラインナップを9月16日に発表した。

記念公演は、今年の大晦日のジルヴェスターコンサートより幕開け。2016年を通して世界一流のアーティストが登場する。中でも注目はサントリーホール独自企画の3つのフェスティバル。6月の室内楽の祭典「チェンバーミュージック・ガーデン」、8月の現代音楽の祭典「サマーフェスティバル」、秋の「サントリーホール フェスティバル」が、これまでにない規模と内容で展開される。

例年よりも会期を1週間拡大する「チェンバーミュージック・ガーデン」のキーワードは「アジア」。世界で活躍するアジアの音楽家によるシリーズを展開。毎年、実力派カルテットが登場する「ベートーヴェン・サイクル」には、初の日本人グループ、クァルテット・エクセルシオが出演する。

1987年から続く「サマーフェスティバル」は、委嘱新作の世界初演や、日本初演をはじめ、音楽の“今”を体験できるプログラム。特別演奏会として、国際作曲委嘱シリーズ第1回作品で、没後20年にあたる武満徹作曲の「2オーケストラのための『ジェモー』」をタン・ドゥン(第17回委嘱作曲家)ほかの指揮で再演する。

記念公演の目玉と言える「サントリーホール フェスティバル」には世界のトップアーティストが集結する。5年ぶりの祝祭コンサートは、ウィーン・フィル、指揮にズービン・メータと小澤征爾、ソリストにアンネ=ゾフィー・ムターを迎える、まさに究極のガラ・コンサート。

恒例のウィーン・フィルの日本公演は、2016年に80歳を迎えるマエストロ、ズービン・メータが指揮。10月12日の開館記念日にはベートーヴェンの「第九」を演奏する。また、ヴァイオリンの女王アンネ=ゾフィー・ムターが登場する「スペシャルステージ」、サントリーホールのアソシエイト・アーティストである内田光子とマーラー・チェンバー・オーケストラとの共演、英国作曲界の寵児マーク=アンソニー・ターネジへ委嘱した30周年記念作品(指揮は大野和士)など、豪華ラインナップが目白押し。

そして11月は、フェスティバルを締めくくる大型企画「ザルツブルク・イースター音楽祭 in JAPAN」。クリスティアン・ティーレマン指揮ドレスデン・シュターツカペレによるワーグナーの楽劇『ラインの黄金』のほか、オーケストラ、室内楽、女優イザベラ・カラヤンの一人芝居など、多彩なラインナップを予定している。

その他、共同主催公演として、2月にはダニエル・バレンボイム指揮シュターツカペレ・ベルリン(ブルックナー・ツィクルス)、5月にはサイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(ベートーヴェン交響曲ツィクルス)など世界トップクラスのアーティストによる公演が開催される。

なお、2017年には、ホールのハード面のさらなる機能向上を目指し、2月から8月にかけて休館、設備の改修工事を実施予定だ。

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