男性が女性に求めるのは「貢ぐ恋」ではなく“妻力”だった?

「貢ぐ恋の達人」は、類稀な「男の才能」を見抜く特別な目を持っていますが、そんな才能を持った女性も滅多にいません。だから、普通の女性は、彼の夢を経済的に支えよう、彼に貢ごうなんて考えない方がいいのです。

それでも愛する彼をどうしても支えたいのであれば、ただ「貢ぐ」のではなく、彼が本当に求めていることを知ることを優先しましょう。

昨今の男性は、「“可愛い・賢い・家庭的・軽い(体重)、経済力”、すなわち「幸せの5K」を結婚対象の女性に求めているそうです(『結婚の才能』小倉千加子著朝日文庫)より)。

“幸せの5K”に経済力が含まれているのは、2040代の未婚男性の8割が年収400万円未満(野村総合研究所「生活者1万人アンケート」より)の社会情勢のため、妻になる女性に対して、専業主婦ではなく共稼ぎを望んでいるからです。

ちなみに、「恋は3年で冷める。愛は4年で終わる」といわれています。そして、この愛を継続するには、“妻力”が必要です。この“妻力”が「幸せの5K」なのです。

(詳しくはウレぴあ総研記事「仕事が楽しいアラサー女子必読、婚活男子が求める“妻力”とは?」/「恋は3年で冷める、愛は4年で終わる!? 男女が愛し合い続けるために必要な“○○”とは」で解説しています。)

「貢ぐ恋の達人」は人並み優れた妻力を持っていた!?

もし幸運にも”ダイヤの原石”だと思われる男性と出会って、彼に恋をしたとして、彼が金銭的に困窮していたとしたら、彼のために貢いでしまうかもしれませんね。

でも、彼の本命の彼女になるには、一般男性が望む“妻力”以外に、彼の才能に見合うだけの”プラスα”が必要なはず。「貢ぐ恋の達人」の女性たちが幸せを手にした理由は、ダイヤの原石ボーイと出会える強運と、それを見極める才能だけでなく、ダイヤの原石ボーイの心を射止めるだけの”プラスα”があったのです。

「貢ぐ恋の達人」女性の夫たちは、口を揃えて妻を絶賛します。「人生の分かれ道にさしかかったときに、道標となって正しい選択をさせてくれた妻(当時の彼女)」あるいは、「くじけそうな時に精神的な支えになったくれた妻」といったふうに絶賛しています。つまり、精神的な支えこそが、彼らの絶賛する“プラスα”であり、彼らの今を作っているのです。

もちろん、経済的な支え(「貢ぐ」行為)にも感謝はしていますが、それ以上に、そんな妻の“プラスα”に、彼らは感服し、感謝と尊敬の念を向けているのです。

でも世の中、ダイヤの原石ボーイばかりではありません。さまざまな才能を持った男性が求める妻力は、人によってさまざまです。彼が「どの程度の妻力を必要としているのか」を探るきっかけは、意外にも簡単なものでした。