「龍が如く」シリーズのコンパニオンはやっぱりキャバクラ嬢

今年アニバーサリーを迎えるタイトルは数多くある。セガホールディングス(セガ)のアクションアドベンチャーゲーム「龍が如く」シリーズも今年10周年を迎えた。2005年12月8日に発売した初代「龍が如く」。これまでシリーズ累計750万本を達成した人気シリーズに成長した。

9月17日から9月20日に開催した東京ゲームショウ2015では、セガのメインステージに総合監督の名越稔洋氏が登壇し、初代「龍が如く」のリニューアル作品「龍が如く 極」の詳細を説明した。

そもそも名越氏がゲーム業界に入ったきっかけは「元々映画を勉強していた。ゲームが3Dになってゲームの世界でも映画と同じライティングなどが必要になるタイミングだった」と、映画つながりでゲーム業界に入ったことを明かした。

現在、セガを代表するヒット作品である「龍が如く」シリーズだが、その誕生は大変難産だったという。「(「龍が如く」の企画書は)社内のプレゼンで2回落ち、3回目で、そこまでいうなら、とお情けで通った企画。意地を通した分、命がけでやらなければと思った」と振り返る。がむしゃらに取り組んだだけに思い入れも強く、「いろいろ作ってきて何が一番好きかと聞かれたら迷わず初代と答える」と話していた。

2016年1月21日に発売する「龍が如く 極」は、初代「龍が如く」のリニューアル版になるが「映像をキレイにしただけではなく、初代を発売したときに入れられなかった要素、こうしたかったという思いを盛り込んだ」という。

詳細については、「ベースとなるシステムはこれまでに一番評判の良かったものを使う。ストーリー的には、もともと入れたくても入れられなかったものや、後からこういう話を差し込んだら良くなると思った後付けのものも入れた。ただ、基本は『龍が如く』であることは変わらない」と話す。このほか、ミニゲームは評判の高いものを中心に追加する。

初代の時にできなかったことで、後のナンバリングタイトルで定番となっているのが、楽曲のタイアップだ。「龍が如く 極」では、ユーザーリクエストでも常に上位にランクしているB'zのボーカリスト・稲葉浩志氏による楽曲提供が実現した。楽曲は完全オリジナルとメインテーマ曲に「Receive You」のアレンジ曲の2曲だ。

2016年秋発売予定のシリーズ最新作「龍が如く6」の最新情報として、キャストの一人にビートたけし氏が参加することが明らかにされた。「龍が如く 極」に、封入特典として「龍が如く6」の先行体験版を楽しめるダウンロードコードを同梱する。