そういうわけでですね、実は、しず風&絆の6人にも、ライブ前にインタビューを敢行していたわけです!まずは新曲の衣装で集合写真ドン! 左から美海ちゃん、美空ちゃん、しずくちゃん、風香ちゃん、澪ちゃん、晴子ちゃんですよ!いや、ほんと、ルックスレベル高いです!実は彼女達、新曲のリリースイベントのために、キャンピングカーで都内に9日間の連泊生活。かなりのサバイバルライフになったようです。さらには、ライブの前夜、この6人とファンが中野の“マジックが見れる銭湯”「昭和浴場」で、マジシャンとして有名なタジマジックさんのマジックを見る、というのをUST中継しておりました。この中継、鈴木も拝見していたんですが、アイドル史に残りそうな、本当に楽しそうなイベントでした。いきおい、マジックとキャンピングカーの話題で持ちきりという、しず風&絆らしい素のままインタビュー、お読みください!

  

――9日間、キャンピングカーでの東京滞在、今日で8日目だそうですが、一番印象に残っていることは?

全員「ああー、銭湯のマジック!」
美海「タジマジックさんが一番過激でしたっ!」
美空「同じ銭湯に二日連続ノリノリで行くなんて初めてですよー!」
風香「土地土地の銭湯にお邪魔したりしてるんですけど、タジマジックさんのいた昭和浴場は本当にすごいんですよ!はじめて見たら今度行ってみてくださいよ!」
晴子「キタローさんもすごいんですよ!マジシャンと見えない今時な感じの方なのに」
全員「おおー!アレはヤバイ!すごかった!」

――UST放送で見てましたが、本当にすごかった!澪ちゃんは横で「わかった!」って言ってましたねー。

澪「うん、わかった!わかりました!」
美空「もうー、澪はー!絶対わかってないよー(笑)」

――言い張る澪ちゃん、ナイスキャラです(笑)。逆に、キャンピングカー生活で、大変なことはなんでした?

全員「たくさんありました!」
美海「朝起きて、キャンピングカーは狭いから、トイレをつぶしてその中に衣装とかの荷物を突っ込んでるんですよ」
晴子「今日使う衣装、服、みんなばーっと出すと足の踏み場もないんですよ。それでお互いに「ごめん!ごめん!」って言いながら準備をして、終わった荷物はみんなバーっとトイレに入れるんです」
美空「トイレがしたいって思っても、部屋に荷物が詰まってるからトイレがないんですよ!」
風香「だから、コンビニのトイレ行ったりとか…あとは、代々木公園に行ったりして…」
美海「代々木公園のトイレにはお世話になったよね…」

――うわわ、なんという流浪生活!

晴子「前は、サービスエリアのトイレで顔を洗うのも嫌だ!なんて言ってたんですよ。ちゃんとした水道で洗いたい、とか。でも今は、公園で顔を洗ったり、歯を磨いたりとかが当たり前なんですよ!」
美空「今は、サービスエリアなんて行ったら、もう綺麗で感動しちゃいます」
しずく「なんていうか…普通の生活が幸せに感じるんです!」
風香「当たり前の、トイレがあるとか、お布団がちゃんとあるとか、すぐにお風呂に入れるとか、そういうことがすごく幸せに思うようになりました」

――すごい!なんでもないようなことが幸せだったと思うアイドル!

晴子「あんまり着替えも持って来れないじゃないですか。最初の三日間は、ファブリーズで衣装の匂い消しをしたりして、四日目にやっとコインランドリーを発見して、洗濯して。終わってから衣装に顔近づけて「わぁー、洗剤の匂いだーっ」て感動したんです」
澪「私は途中で2回だけ家に帰ったんですけど、普通に洗面台があって感動しました。すぐに顔が洗えるんですよ!」
美空「キャンピングカー生活は顔を洗うのが大変なんですよ!ウェットティッシュで顔を拭いたりもあります」
美海「顔も洗ってない状態で、すっぴんにジャージっていう格好で、UST放送をしたこともあるよね…」
しずく「それで新曲を踊ったりしたんです。人の目とか気にならなくなったね(笑)」

――ありがとうございます!もっとお話をうかがいたいところですが、ライブ時間が近づいてますので!最後に、これからやってみたいことなど教えてください!

美海「野外でロックバンドと一緒にライブとかしたいよね」
美空「もっとたくさんの方にIロックを知ってほしいです!」
晴子「今と変わらず、もし規模が大きくなっても…。大きいステージに行っても、今のままで、素のまま、みなさんと遊べるライブをしたいって思ってます。それが夢です!」

――お時間のない中、本当にありがとうございました!また取材に伺います!

全員「もっと話したいことたくさんあります!ありがとうございました!」

どうですか、このリアルな感じ!ここまで来て、この、なんというか、思い出のようなPVを見ると、最新モードのアイドルソングでなくても、どうしても、こう、応援したくなるサムシングを持っていらっしゃいますよね…。というわけで、聞いていただきましょう。しずかぜ~に乗って~♪


はい、大長編になってしまいましたが、お送りしました各地のアイドル上京ライブ特集。いかがだったでしょうか。実は、これだけじゃないんですよ!以前こちらでも取り上げさせていただきました、宮城からモデル系美少女4人組「テクプリ」も来ていましたし、関西から最早東京ではおなじみの存在になりつつある「JK21」のリリースイベントもありました。さらには、千葉県鎌ヶ谷市から、タワレコ嶺脇社長のお墨付き、すべての音楽ファンを震撼させるスペースエレクトロガールズ「KGY40Jr.」が皮茶パパ&梨ギャルと共に渋谷に光臨などなど、枚挙に暇がないほどに、各地からアイドルグループが東京にやってきているのです。もちろん、東京に来ているだけではなくて、各地でもアイドルイベントが開催されていますから、もう、まさしく日本はアイドル列島と化しているのです。そんな状況下で鈴木が常々思うのは、この多様性が日本のアイドル文化の強みだな、ということなのです。じっくりと育てるタイプもいれば、スピード感を持って売り出していこう!と進んでいくグループもいる。しず風&絆のように、名古屋を拠点としながらも、その地域性ではなく、「Iロック」「素のまま」というコンセプトを大事にしていくグループもいる。それぞれのグループを取材していると、それぞれにコンセプトや方向性や可能性が違って、それぞれの面白さがあるんですよね。この豊穣さが、まさしく日本のアイドル文化が誇るべき点なのではないか、と思うわけです。

そんな中、福岡のLinQが、西鉄旅行&全農ふくれんとコラボして、交通&公演&宿泊をセットにした福岡ツアーを始めるというニュースがありました。これぞまさしく地元活性!観光資源としてのアイドル、というコンセプトを体現した流れだと思います。今後、こうしたツアーなども数多く組まれていくかもしれません。ただのバブルに終わるのか、それともさらに進化し続けていくのか…まだまだ見逃せないシーンであることは間違いないと思います!というわけで、今回の研究は以上ですッッッ!!!