(左から)藤本敏史、子役の藤田彩華、庄司智春

 映画『パパが遺した物語』の公開記念イベントが30日、東京都内で行われ、ゲストとしてお笑い芸人の藤本敏史(FUJIWARA)、庄司智春(品川庄司)、子役の藤田彩華が出席した。

 妻でタレントの藤本美貴が8月1日に第2子となる女児を出産したばかりの庄司は、おなじみ「ミキティ~!!」にちなんで「つばさ~(羽沙)!!」と娘の名前を絶叫。会場の微妙な反応に、庄司は「これ(事務所から)やれって言われてるんですよ」と言い訳しつつ、「『ミキティ~!』は響きがいいけど、つばさは(声が)抜けちゃうからな~」と苦笑いだった。

 一方、妻の木下優樹菜が11月に第2子出産予定の藤本は庄司をまねて「ベイビー!」と雄叫びを上げるなど、こちらも待ちきれない様子。現在3歳となる長女についても「やばいぐらいかわいい。仕事行く前に手を広げて立ちはだかって『行かないで!』って言う」とすっかりメロメロな様子ながらも、「最近『パパくちゃい(臭い)』って、あまりギュッとはさせてくれない」と嘆いていた。

 また、小説家の父が娘に残した1冊の小説をめぐるこの映画にちなみ「家族に残したい物」を聞かれた2人。自分の親の借金を代わりに返し続けているという庄司は「少しの貯金と(自分の)体力」とリアルにコメント。これに「ブルーなるわ、湿っぽい、やめてもう!」とダメ出しした藤本は、「(家族には)マンション買ったんでそれを残します」とドヤ顔で語ったが、「3LDKだけど僕の部屋はない。お風呂が僕の居場所」と肩身は狭い様子だった。

 それでも、「男親の威厳は保っている」という藤本。具体的には「嫁に腑に落ちないことを言われたらちゃんと言い返す。うちは財布が別々で、クルマとかは嫁が買ったけど、光熱費や家賃は僕が払っている。(けんかで)むしゃくしゃした時に、僕が外に出ようとしたら『車使わないでね~。私が買ったから』と言われて…。その時は『じゃあお前、水道、ガス、電気使うなよ!』って言ってやりました。嫁は『ガキじゃねーんだから』と呆れてました」と夫婦のやり取りを明かして、笑いを誘った。

 映画は10月3日から新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほかにて全国ロードショー。