『アデライン、100年目の恋』

ブレイク・ライヴリーが主演を務める映画『アデライン、100年目の恋』にハリソン・フォードが出演している。29歳のまま永遠に歳をとらなくなってしまった主人公アデラインがかつて一度だけ恋に落ちた男性を演じており、フォードは「この映画は、私がこれまでに出演したどの映画とも違う」と作品を高く評価している。

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本作でライヴリーが演じる主人公のアデラインは、かつて起こったある出来事をきっかけに29歳のまま歳をとらなくなってしまった。誰かを好きになっても一緒に歳を重ねることができない彼女は孤独に生きているが、かつて一度だけ男性を愛した。しかし、彼女は自身の秘密を打ち明けることができずに姿を消すが、数十年後にその男性と再会する。

今冬には『スター・ウォーズ』サーガの新作公開も控え、多くのファンがこれまで以上に注目しているフォードが本作で演じたのは、主人公がかつて愛した男性ウィリアムだ。フォードは年齢を重ね、家族を愛しながらも、心の奥底にアデラインとの思い出を秘めているウィリアムを見事に演じており、本作を手がけたリー・トランド・クーガー監督は「ウィリアム役は彼が最初にして唯一の候補だった。役に本物の知性を与えてくれると共に、若い頃にモテたことが分かる俳優が必要だったんだよ!(笑)」とコメントしている。

フォードは本作を「ファンタジー映画ではあるものの、描き方はリアルそのものでとても巧みな構造だよ。魔法的な要素のある意欲作に出演できてうれしかった。観客は異世界へ連れていかれるが、そこはハイテクなSFの世界じゃない。日常生活に根ざしていながら、観客の想像力を刺激し心を開くのに十分な魔法がある世界なんだ」と分析。数々の名作に出演してきたフォードが高く評価する本作の公開が楽しみだ。

『アデライン、100年目の恋』
10月17日(土)より、新宿ピカデリーほか全国公開

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