子どもが食べるものは糖質よりも脂質に注意

子どもと大人のダイエットはやはり同じではありません。その一つが糖質に対する考え方。

「成長期の子どもが脳をきちんと働かせるためには、一日で約150g程度の糖質が必要であることがわかっています。
一日150g ということは、3食に分けると1食で最低50gは必要になり、ご飯で摂るなら約130g分に相当します。
大きめのおにぎりひとつくらい、大人用のご飯茶碗で軽く一膳分くらいに当たり、それくらい食べないと、脳の栄養が確保できないということなんです。
しかもこのおにぎりひとつ、または、ご飯茶碗一膳分はあくまで『脳の栄養』の分。
この他に身体を動かすための糖質も摂らないといけないので、子どもであれば一度の食事でおにぎりふたつくらいは食べてよいのです」。

出典『子どもがダイエットに一生悩まなくなる食事法

子どもに適度な糖質は必要。

糖質制限で糖質が不足すると、子どもの場合はたんぱく質を代替エネルギー源として使ってしまい、成長の妨げになることがあります。逆に注意したいのが脂質の取りすぎです。

「避けたほうが無難なのが、スナック菓子やマーガリン、マヨネーズなどの加工油脂に含まれるトランス脂肪酸。悪玉といわれるLDLコレステロールを増やして老化や生活習慣病を招く恐れがあります」。

出典『子どもがダイエットに一生悩まなくなる食事法

おやつには、スナック菓子よりもあんまんや和菓子、おにぎりなど和食系がベターです。

「パンがいいなら、ジャムパンやあんパン、ゼリーやヨーグルトなど。
反対に、控えたほうがよいのが、ハンバーガーやホットドッグ、サンドイッチやフライドポテト、唐揚げなどの脂質の多いものです。
脂質はどうしても消化に時間がかかります。
消化は非常にエネルギーを消費するので、だるくなったり急激に眠たくなったりすることも。また、脂質は食事からも摂りやすいものなので、食事でしっかり賄えるのであれば、おやつで補食する必要はないというのも理由です」。

出典『子どもがダイエットに一生悩まなくなる食事法

「見た目が太っていることや細いことが悪いわけではなく、適正体重から外れて肥満や痩せになると、どういうことが起きるのかと理解し、お子さんたちがより良い状態を保つためのヒントになれば嬉しい」と牧野さん。

適切な食習慣を身につければ、ダイエットに悩まない、文字通り一生モノの財産になります。

【著者】牧野 直子

管理栄養士、料理研究家。スタジオ食(くう)主宰。女子栄養大学在学中より、株式会社ダイエットコミュニケーションズで栄養指導・教育を行い、就職。

その後、フリーランスの管理栄養士として活躍し、スタジオ食を設立。料理研究家として料理提案、料理制作を行うほか、管理栄養士としての観点から、栄養やダイエットに関する講演活動や、栄養指導も行っている。

日本肥満学会会員。日本食育学会会員・評議員。女子栄養大学生涯学習講師。