『ドライヴ』のアルバート・ブルックス

ライアン・ゴズリングが昼と夜で別の顔を持つ天才ドライバーを演じたクライム・サスペンス映画『ドライヴ』が31日(土)から日本公開されるにあたり、本作に出演しているアルバート・ブルックスのコメントが届いた。

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本作は、昼はカースタントマン、夜は強盗を逃すプロの“逃し屋”を営むドライバーの男(ゴズリング)が、同じアパートに住む子連れの女性アイリーンと偶然に出会い、恋をしてしまったことから、裏社会との凄惨な争いに巻き込まれていく姿をスタイリッシュな映像で描いた作品。

ブルックスは、スポーツ・ライターやコメディ・ショーの脚本家・演出家など風変わりな経歴を持ち、俳優だけでなく監督や脚本家としても活躍する才人で、本作では主人公のドライバーに資金援助を申し出るマフィアの幹部バーニー・ローズを演じている。彼は自身が演じた役について「金儲けのために合法的なことから非合法的なことまでやって生きてきた人物。彼は、自分とは直接関係していない出来事が原因で追いつめられ、最終的に“檻に閉じ込められた野獣”のような行動に出る」という。

本作のメガホンをとったのは、デンマーク出身のニコラス・ウィンディング・レフン監督。緻密な映像設計と大胆な描写で観客に“衝撃”を与えてきた鬼才だ。ブルックスは「ニコラスのやり方はとても独特だと思うよ。15人の映画監督がカーチェイスを撮影したら、13人は同じものになるけど、2人はまったく違ったものになる。ニコラスは、その2人の監督のひとりだ」と、メリル・ストリープやシャロン・ストーンを主演に迎えて監督作を手がけてきたブルックスもレフン監督の才能を絶賛。彼が映画『ドライヴ』でどんな手腕を見せてくれるのかも気になるところだ。

『ドライヴ』

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