I・Oデータが新ブランド「fidata」を発表、ハイエンドのオーディオサーバー

2015.10.1 17:34配信
オーディオサーバーの新ブランド「fidata」の第一弾、「HFAS1-S10/S40」

アイ・オー・データ機器(I・Oデータ)は、10月1日、高級オーディオ機器の新ブランド「fidata(フィダータ)」を発表した。第一弾として、ハイレゾ音源の原音再生を追求したネットワークオーディオサーバー「HFAS1-S10/S40」の2機種を10月1日に発売する。価格はオープンで、税別の実勢価格は「HFAS1-S10」が37万円前後、「HFAS1-S40」が32万円前後の見込み。

新ブランドお披露目の内覧会で、事業戦略本部の開口東史氏は「『fidata』とはイタリア語で『信頼に値する』という意味。ハイレゾ音源をリスニングするスタイルの新潮流でとしてネットワークオーディオが登場しているが、通常のNASではハイレゾの魅力を十分に引き出すことができない。3年の開発期間を費やした『HFAS1-S10/S40』は、最高のオーディオ環境を実現するために、部品の細部にまでこだわり抜いた」と開発の背景を説明。「I・Oデータにとって初のオーディオ関連のブランドだが、HDD関連機器で長年培ったノウハウをノイズ低減やデータ保護のために生かした」と、同社の持ち味が凝縮したプロダクトであることを強調した。

きょう体には高剛性のアルミ素材を採用。天板は厚さ4.0mmのアルミ天板、底面は厚さ2.3mmの鋼板を設置し、重厚かつ堅牢な外装で振動を抑制。電源・基盤部とストレージ部は2室構造にすることで、ストレージから放射されるノイズを低減した。足元は3点支持と4点支持を選択可能なアルミ削りだしのインシュレーターでしっかりときょう体を支える。

ストレージは「HFAS1-S40」が2TBのHDDを2機、「HFAS1-S10」が500GBのSSDを2機搭載。HDDモデルの「HFAS1-S40」は2台のHDDにそれぞれ同じデータを記録するRAID1(ミラーリング)を採用しているので、どちらかのHDDが故障しても、大切な音楽ファイルを保護できる。別売りHDDとの同期が可能で、3重のデータプロテクションにも対応する。HDDには世界的に信頼性の高いウエスタンデジタル製のなかでも、静音性が高く、電圧変動の抑制にすぐれたモデルを使用している。

SSDモデルの「HFAS1-S10」は、長期耐久性にすぐれたサムスン電子の「850EVO」を採用。HDDモデル同様にノイズの原因となる電圧変動を抑制する。稼働部のないフラッシュストレージなので、駆動音はほとんどしない。

ノイズへの配慮は背部のLANポートに備わったLED表示ランプにまで及んでいる。点滅・点灯することでオーディオ機器やルータとの接続状況を確認するためのものだが、この動作によって発生するわずかなノイズも、ランプを無効に設定することで抑制できる。このほか、2基の50Wスイッチングや大容量の電解コンデンサーなど、オーディオ再生に最適化したパーツを各所に配置。音楽配信サイト「e-onkyo music」で購入した楽曲の自動ダウンロード機能や、PCやモバイル端末で操作できる管理ソフト「Magical Finder」など、ユーザーインターフェースも充実している。

「HFAS1-S10/S40」は当初はオーディオ専門ショップで販売する。ハイエンドユーザーの反応を参考に、今後の展開を考えていく。ゆくゆくは、よりリーズナブルなエントリモデルやネットワークオーディオサーバー以外のオーディオ関連機器も視野に入れて今後の展開を検討する。

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